常設研究会 ― 市民活動支援研究会 第2回報告 ―
- ○ 開催日時
- 2022年10月13日(木)9:30~12:05
- ○ 開催会場
- オンライン開催
- ○ 参 加 者
- 8名(委員5名、オブザーバー2名、事務局1名)
テーマ
報告者:小林幸治 委員(NPO法人まちぽっと理事・事務局長)
テーマ:「『草の根市民基金・ぐらん』の取組みを中心に」
概要
小林委員から生協の市民活動助成の例として草の根市民基金・ぐらんの取り組みを中心に報告をいただいた。草の根市民基金・ぐらんは生活クラブ生協・東京の組合員の寄付金をもとに都内やアジアで活動する市民活動団体への助成を行っている。報告では寄付金の集め方や助成先のほか、公開で行われる選考会や助成後の交流・学習会といった特徴的な取り組みについて紹介いただいた。また、運営主体であるNPOまちぽっとおよびそこで草の根市民基金・ぐらんの他に実施している2つの助成事業や(「ソーシャルジャスティス基金」および休眠預金活用した「市民社会強化活動支援事業」)、生活クラブ関連のその他の助成の取り組みについても紹介いただいたほか、中間支援組織として課題や展望についても言及いただいた。
報告を受けて質疑が行われ、その中では共益的な組織である生協が市民社会全体を対象にした公益的な助成活動を行うことの意義や生協間の壁が存在し生協ごとに助成事業が展開されていることの問題点、若い世代を巻き込んでいくことの難しさ、助成終了後の連携維持の難しさなどが論点となった。
次回は11月の中下旬をめどに開催し、パルシステム東京市民活動助成基金の事例を報告いただく予定。