研究活動

常設研究会 ― 2050研究会 第6回報告 ―

○ 開催日時
2014年2月20日(木) 14:00~17:00
○ 開催会場
プラザエフ5階 会議室
○ 参 加 者
13名 (委員3名、オブザーバー3名、事務局4名、生協総研役職員3名)
報告者とテーマ

榊原 智子(読売新聞編集局 次長)
『「持続可能な社会保障制度」へ ---現役・将来世代の目線からの改革』

概要

 榊原氏は我が国マスメディアの中でいち早く少子高齢・人口減少について問題意識を持たれた方で、政府の審議会委員を歴任されている社会保障の専門家である。現在の高齢期集中型の社会保障給付を全世代対応型に転換することが喫緊の課題と指摘された。年齢別から経済力別へ負担原則を転換、若年・現役世代の生活保障機能の強化、世帯モデルを21世紀型(共働き+複数の子供)へ、高齢者の社会貢献のサポート等々、社会保障制度の改革について具体的に指摘された。また、少子化問題も子育てリスクを低減させるシステム作りや給付の拡大で改善は充分可能と強調された。子ども子育て新制度で生協が果たせる役割が見えてくる講演であった。