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研究活動

常設研究会 ― 人生100年時代における健康づくり研究会 第5回報告 ―

○ 開催日時
2020年12月10日(木)13:30~17:00
○ 開催会場
オンライン会議
○ 参加者
14名(講師1名、委員8名、オブザーバー3名、事務局2名)
テーマ
  1. 報 告:村下公一氏(弘前大学教授/COI研究推進機構 機構長補佐/COI副拠点長(戦略統括))
  2. テーマ:健康BD活用による「寿命革命」の実現
    -ニューノーマル(withコロナ)時代の未来型ヘルスケアサービスの追求
概要

1.外部講師講演

 冒頭で新型コロナウイルスの感染拡大が身体活動や健康意識に及ぼした影響に触れた後、寿命(長寿県と短命県の違い)から健康の本質を考察、最大の死因である老化は悪い生活習慣によって早められることから生活習慣を良くすることが若さの秘訣(青森県の平均寿命が最も短いのは日本一悪い健康習慣が原因)である、とされた。続いて、弘前大学COI(Center of Healthy Aging Innovation)の全体像、岩木健康増進プロジェクトなどをベースにしたビッグデータの特徴と解析結果を紹介、産学官民での社会実装展開に関連して青森県で生協が推進している健康増進活動(あおもりまるごと健康チャレンジ、健康リーダー育成、地域での健康づくり)や生協版ミグロスモデルの開発(健やかショッピングサポート)も一例としてとり上げた。さらに、生活習慣病の予防と管理をねらいとするQOL(啓発型)健診についての説明の後、SDGsへの貢献の視点から生協の「健康づくり」への期待を最後に述べていただいた。

2.問題提起(案)の内容と公表方法に関する討議

 「コロナ禍の中での〈健康づくり〉=新型コロナウイルス感染症の拡大が心身の〈健康〉に及ぼした影響/コロナ禍の中でも〈健康づくり〉を継続することの必要性/コロナ禍の中でもできる〈健康づくり〉の実例」などをテーマに討議を行った。ご意見をもとに、事務局が問題提起(案)の更新をひき続き検討することとした。
 公表方法(報告書と『生活協同組合研究』2021年5月号特集の構成)については、事務局提案を基本的に了解いただいた。公表企画は、報告書および『生協研究』2021年5月号刊行後の開催予定とすることを事務局が説明した。