研究活動

公益財団法人生協総合研究所 2024年度第6回公開研究会
消費者とはどのような存在か~その歴史的位置を考える

○ 開催日時
2025年2月5日(水)14:00~16:35
○ 開催会場
来場・オンライン配信併用
○ 参 加 者
154名(来場31名、オンライン123名)
※オンデマンド配信視聴申込は85名 総計239名

プログラムと報告者(敬称略)

講演「消費者と日本経済の歴史」
満薗 勇(北海道大学 准教授)

コメントと話題提供「消費者運動のこれからを歴史的に考える」
原山浩介(日本大学 教授)

クロストーク「消費者が運動の主体になるとはどういうことか」

概要

<研究会の主な内容>

 消費者とはどのような存在か、消費者の協同組合である生協や消費者運動にとっては重要な問いである。本公開研究会は『消費者と日本経済の歴史』(2024年、中公新書)を上梓した満薗勇北海道大学准教授を講師に迎え、消費者という存在がどのように把握されてきたかを考えることを目的として開催した。

 講演では、上記著作の内容を紹介しながら「消費者」「生活者」「お客様」と様々な形でとらえられてきた消費者の位置づけの変遷やその歴史的な意味が検討された。

 コーディネーターの原山浩介日本大学教授からは、特に消費者運動から見た時の消費者の捉え方や、一つの画期となった1980年代の特徴などについて提起がなされ、各概念の変遷の意味やその受け止め方などについて質疑を含め、充実した議論が展開された。

 一般参加者が多く、また会場に多くの参加者があったこともあり、終了後も含め、様々な立場の人が相互に情報交換を行う良い機会とすることができた。