研究活動
公益財団法人生協総合研究所2024年度第3回公開研究会
戦争と平和をめぐる協同組合・生協の歴史から学ぶ
- ○ 開催日時
- 2024年8月28日(水)14:00~16:40
- ○ 開催会場
- 来場・オンライン配信併用
- ○ 参 加 者
- 153名(来場10名、オンライン143名)
※オンデマンド配信視聴申込は97名 総計250名
プログラムと報告者(敬称略)
- 「ヨーロッパにおける戦争と協同組合」
- 鈴木 岳(生協総合研究所
- 「日本における戦争と生協」
- 三浦一浩(生協総合研究所 研究員)
- コメント
- 齋藤嘉璋(元日本生活協同組合連合会 常務理事)
概要
鈴木研究員から「両大戦期をめぐる国際協同組合同盟(ICA)の動向と議論を中心に」の副題に沿って、19世紀末の社会的平和論争、協同組合と戦争に関するジードの見解、伊ファシスト、独ナチスと侵略された諸国、スペイン、フィンランドの戦争と協同組合、第2次大戦後と冷戦まで、ICAの動向を中心に紹介した。
三浦研究員からはテーマを「アジア・太平洋戦争と日本の「生協」-東京を中心に-」としぼり、戦前の生協運動の展開、戦争の激化と生協運動への弾圧、戦後の「生活協同組合」の誕生にいたる経緯と主なポイントについて紹介を行った。
斎藤嘉璋氏からは、主に三浦報告に関連して、アジア・太平洋戦争の特質と当時の日本国民の置かれた状況、賀川豊彦の歴史的評価、現在に至る生協の平和運動の取り組みと直面する課題などについて、地震のエピソードなどを交えたコメントがあった。
参加者からも実参加とオンラインの双方から、質疑などがなされ、終了した。