研究活動

公益財団法人生協総合研究所 2024年度第2回公開研究会
社会的連帯経済の動向を認識するために

○ 開催日時
開催日時 2024年7月11日(木)14:00~16:45
○ 開催会場
来場・オンライン配信併用
○ 参 加 者
86名(来場10名、オンライン70名)
※オンデマンド配信視聴申込は48名 総計128名

プログラムと報告者(敬称略)

講演
「社会的連帯経済とその意義について」
富沢賢治(一橋大学名誉教授・協同総合研究所顧問)
講演
「世界社会的連帯経済フォーラム〈GSEF〉大会のこれまでと課題」
鈴木 岳(生協総合研究所 研究員)

概要

 富沢氏からは、社会的経済と連帯経済の定義、および国連の定義が冒頭で語られた。ついで中南米から発祥した連帯経済論とブエン・ビビール論とそこから学ぶ点、社会的連帯経済基本法を制定した諸国と内容について、来年の2025IYCを迎えるにあたり、日本の協同組合の課題が語られた。

 鈴木研究員からは、社会的連帯経済という言葉の歴史的な変遷を確認しつつ、社会的経済と連帯経済について、対立を経て融合しつつある潮流と論議を整理する。ついで、これまで6回開催されたGSEF大会と内容、「宣言」などを時系列で整理し、日本の課題についても少々が提示された。

 その後、会場およびオンラインから数人の質問と討議がなされた。