研究活動
公益財団法人生協総合研究所 2023年度第2回公開研究会
ワーカーズ・コレクティブの現在地
- ○ 開催日時
- 2023年7月10日(月)14:00~16:35
- ○ 開催形態
- 来場・オンライン配信併用
- ○ 会 場
- 主婦会館プラザエフ5階会議室
- ○ 参 加 者
- 84名
- ○ オンデマンド配信実施
プログラムと報告者(敬称略)
- 報告
- 伊藤由理子(生活クラブ連合会顧問、生協総合研究所評議員)
「ワーカーズ・コレクティブ誕生の背景と歩み」 - 報告
- 井上浩子(神奈川ワーカーズ・コレクティブ連合会専務理事)
「ワーカーズ・コレクティブのいま」 - 報告
- 藤井敦史(立教大学教授)
「労働者協同組合法時代におけるワーカーズ・コレクティブと社会的連帯経済」
概要
本公開研究会は、『生活協同組合研究』2023年5月号の同タイトルの特集を基礎に、寄稿者3人にそれぞれの立場から報告をいただき、労働者協同組合法の成立などで関心を集めるワーカーズ・コレクティブ(W.Co)について40年にわたる歩みのなかで大切にしてきたものや今後の展望などを考えることを目的に企画された。
報告では生活クラブ連合会の伊藤由理子さんから女性の自立などW.Coの誕生の背景について、神奈川ワーカーズ・コレクティブ連合会の井上浩子さんからは世代交代など、現在のW.Coが抱えている課題について、立教大学の藤井敦史さんからは社会的連帯経済の考え方など今後のW.Coの展望について話題提供をいただいた。
相互のディスカッションや質疑のなかでは中間支援組織のあり方やマルチステークホルダー型の組織を目指すことの重要性、労協法の受け止めなどについて議論が行われ、W.Coについて理解を深める機会とすることができた。