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研究活動

公益財団法人生協総合研究所 2022年度第7回公開研究会
戦争と平和を市民が考えるために

○ 開催日時
2023年2月9日(木)14:00~16:05
○ 開催会場
Zoomミーティングによるオンライン開催  オンデマンド配信あり
○ 参 加 者
81名

○ オンデマンド配信実施

プログラムと報告者
講 演
遠藤誠治(成蹊大学教授)
「強い軍事力が安全をつくるのか
 ~戦争が現実的になってしまった世界で戦争を避ける方法を市民が考えるために~」
概要

 本公開研究会は、ロシアによる突然のウクライナ侵攻から2023年2月で1年を迎えるのを機に、『生活協同組合研究』2022年10月号の特集「市民がつむぎだす平和」の寄稿者の一人である遠藤誠治成蹊大学教授を講師に迎え、戦争と平和を改めて考えることをテーマに開催した。講演ではロシア・ウクライナ戦争の衝撃の意味や「武力がものをいう世界」の現状のほか、冷戦後国際秩序の問題点といった背景要因についてもお話をいただき、日本社会を「自由・多様性・未来への可能性のある良い社会にすること」の重要性など私たち市民一人ひとりが何を学び取るかについての示唆が示された。講演後の質疑の中では、参加者から自衛隊と米軍との一体化や憲法改定の問題、過去をも踏まえたアジア諸国との向き合い方、マスコミの姿勢、生協としてできること、国際的に共有できるビジョンなどの論点が出され、現在の国際情勢をどうとらえ、市民一人ひとりがそこにどう向き合うかを学び合う機会とすることができた。