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研究活動

公益財団法人生協総合研究所 2021年度第8回公開研究会
生協共済の未来へのチャレンジ

○ 開催日時
2022年1月17日(月)14:00~16:35
○ 開催形態
Zoomミーティングによるオンライン開催
○ 参加者
99名
プログラムと報告者
報告
小塚和行 氏(元生協総合研究所研究員)
「生協共済研究会の15年の活動を振り返って」
講演
岡田 太 氏(日本大学商学部教授)
「生協共済の事業デザイン」
報告
大谷光一 氏(大学生協共済連役員室長)・安井大幸 氏(全国大学生協連前学生委員長)
「学生総合共済における新型コロナウイルスの影響と学生生活の変化」
概要

 2021年7月に刊行した単行本『生協共済の未来へのチャレンジ』および『生活協同組合研究』9月号の特集「生協共済のアイデンティティ」に掲載された論稿をテーマに公開研究会を開催した。論稿の執筆者に講演いただくことで研究者の視点からの生協共済の現状・課題・アイデンティティ等について考察し生協共済の未来を考える契機とした。

 小塚氏の報告では「生協共済をめぐる環境変化」「生協共済研究会がめざしたもの」「研究会のテーマと成果」「今後の活動課題」等について話がされた。

 次いで、岡田氏の講演では「生協共済の歴史の多様性」「生協の共済事業の概況」「生協共済の加入の広がり」「生協共済の成長要因「生協共済のビジネスモデル」「共済マーケティングの展開」等について話がされた。

 大谷氏の報告では「2020年10月の学生生活実態調査と学生アンケートの結果」「2020年度の学生総合共済の給付実績とCOVID-19関連給付実績」「コロナ禍で変化のあったこと」が話され、安井氏の報告では「全国大学生サミットの取り組み」「学生生活実態調査から見えてきた学生の姿」「これからの学生支援に求められること」等が話された。

 質疑応答は、参加者がチャットに書き込む形式で、質問を受付け、それに対して登壇者から口頭で回答をいただいた。

 参加者の方からのアンケートでは「組合員価値を組合員と職員で共感し共創すること等、生協共済の成長要因、共済マーケティングの展開はとても参考になった」「大学生協の取組みについて学生支援という側面だけではなく地域生協としてフォローや交流ができればよい」等の感想をいただいた。