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研究活動

公益財団法人生協総合研究所 2020年度第6回公開研究会
プラスチック汚染・脱プラスチック

○ 開催日時
2020年11月12日(木) 14:00~16:33
○ 開催会場
Zoom開催(主婦会館プラザエフ5F)
○ 参加者
131名
プログラムと報告者

講演
原田禎夫 氏(大阪商業大学公共学部准教授)
「世界で広がる脱プラスチックの動き」
実践報告
鬼澤康弘 氏(コープこうべ 環境推進統括)
「脱プラスチック社会の実現に向けたコープこうべの取り組み」
質疑応答
 
概要

 本公開研究会は、生活協同組合研究9月号で特集した「プラスチック汚染・脱プラスチック」の論稿執筆者にお話しいただくことで、プラスチック問題への理解の浸透を図り、これからの生協における脱プラスチックの取り組みについて考察することを目的として開催しました。
 原田氏の講演では、急増する世界のプラスチック生産、大阪湾のビニルゴミによる漁業被害、国内のペットボトル生産量の推移とペットボトルリサイクルの内訳、焼却処分に依存した日本の廃棄物処理、日本から海外への廃プラ輸出、世界のレジ袋規制、アメリカのプラスチック汚染からの脱却方案、保津峡の漂着ゴミの構成と京都府亀岡市のレジ袋禁止条例等について話がされました。
 鬼澤氏の報告ではコープこうべの環境活動の歩み、兵庫県近海のプラゴミの状況、脱プラ方針策定の経過、脱プラ方針の考え方・目標設定・削減目標の対象範囲、コープこうべのプラスチックの使用量・事業におけるプラスチック削減の具体的な取り組み、マイバック運動NEXT、組合員・地域社会との取り組みに等について話がされました。
 質疑では「アメリカのプラスチック汚染脱却法案におけるデポジット制度」「脱プラスチックの取り組みが進んでいる国の法律」「コーブこうべの脱プラ対応の商品品目の計画、内部門連携や組合員へのお知らせでの成果や反省」等について質問があり回答がされました。
 参加者は生協役職員の他、組合員リーダー層からも多くのご参加をいただきました。