• ホーム
  • 研究活動
  • 公益財団法人生協総合研究所 2020年度第5回公開研究会 新型コロナウイルス感染症と食料問題

研究活動

公益財団法人生協総合研究所 2020年度第5回公開研究会
新型コロナウイルス感染症と食料問題

○ 開催日時
2020年10月22日(木) 18:00~20:05
○ 開催会場
Zoom開催(主婦会館プラザエフ5F)
○ 参加者
93名
プログラムと報告者

報告①
小泉達治氏(経済協力開発機構 農業貿易局食料農業市場貿易課 農業政策分析官)
「新型コロナウイルスによる世界の食料問題の変化と見通し」
報告②
宮﨑達郎(生協総合研究所)
「国内の食のサプライチェーンに対する影響の整理」
2報告へのコメント
中嶋康博(東京大学大学院、生協総合研究所理事長)
概要

 本公開研究会では様々な統計データから、①新型コロナウイルス感染症の流行により、世界の食料問題や食料の供給状況にどのような変化があったのかを確認する、②日本国内の食のサプライチェーン(飲食産業、農畜産業、消費者行動など)への影響を把握する、ことを目的とした。
 経済協力開発機構の小泉氏からは、「OECD-FAO Agricultural Outlook 2020-2029」に基づいた報告が行われた。世界全体の食料供給および消費の状況を整理しながら、その上で新型コロナウイルス感染症がどのように影響すると見込まれているかを解説して頂いた。当研究所の宮﨑研究員からは、経済産業省や農林水産省など各省庁が公開しているデータをもとに国内の飲食産業や農畜産業への影響を整理した報告が行われた。最後に、当研究所理事長でもある東京大学大学院の中嶋教授からは、2報告への補足という形で、新型コロナウイルス感染症により、食料に関連した部分で大きく被害を受けたのはどのような人々であったのかを解説頂いた。
 今後開催される食料・農業関係の公開研究会を開催するにあたり、必要な事前知識を参加者に提供できたものと考えられる。