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研究活動

公益財団法人生協総合研究所 2019年度第5回公開研究会
キャッシュレス社会と流通・金融の未来

○ 開催日時
2020年1月15日(水)13:30~16:30
○ 開催会場
プラザエフ9階「スズラン」
○ 参加者
144名
プログラムと報告者


田中道昭

講演
「キャッシュレス社会と流通・金融の未来」
田中道昭氏(立教大学ビジネススクール 教授
(株)マージングポイント 代表取締役社長)

パネルディスカッション

パネリスト:
岩田昭男氏(消費生活ジャーナリスト)
渡辺宏一郎氏(LINE Pay株式会社 事業開発室 営業支援チーム)
馬渡詳充氏(パルシステム生協連執行役員 物流・情報システム本部長)
進行者:
中村良光(生協総合研究所 研究員)

  • 岩田昭男

  • 渡辺宏一郎

  • 馬渡詳充
概要

 諸外国と比べてキャッシュレス決済の普及が遅れているとされる日本ですが、昨今では〇〇Payなどコード決済サービスが相次いで登場し、乱立状態です。政府もキャッシュレス決済比率のひき上げをめざして躍起になる中、本公開研究会は、キャッシュレス化の先にある社会の将来像を俯瞰するとともに、直面する事業上の課題についても考えるための一機会として開催したものです。

 前半は、「キャッシュレス社会と流通・金融の未来」と題して田中道昭氏に、顧客第1主義を貫くアマゾン(アメリカ)の事例、キャッシュレスの最先端を走るアリババ(中国)の事例などから、「周回遅れ」となりつつある日本の現状について厳しい指摘をいただきました。

 後半は、岩田昭男氏・渡辺宏一郎氏・馬渡詳充氏に登壇いただきパネルディスカッションを行いました。冒頭では、岩田氏から(中小事業者の)キャッシュレス決済の導入状況など、渡辺氏からLINE Pay社の提供サービスと提携のメリットなど、馬渡氏からパルシステムグループのキャッシュレス決済への対応状況と推進上の課題などについてそれぞれ説明がありました。参加者からは、将来的な手数料負担軽減の可能性などについて質問が出され、パネリスト各氏より丁寧に回答いただきました。