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研究活動

公益財団法人生協総合研究所 2019年度第3回公開研究会
欧州における有機農業と消費者のつながり
~~広がる生産者・消費者が共につくる協同組合~~

○ 開催日時
2019年9月27日(金)15:00~17:00
○ 開催会場
東京都生協連会議室
○ 共 催
一般財団法人 地域生活研究所、東京都生活協同組合連合会
○ 参加者
26名
プログラムと報告者

開催挨拶
三浦一浩氏(地域生活研究所研究員)
報告
「欧州における有機農業と消費者のつながり
~~広がる生産者・消費者が共につくる協同組合~~」
安倍澄子氏(日本農村生活学会会長・前日本女子大学客員教授)

閉会挨拶
天野晴子氏(日本女子大学教授)
概要

 有機農業の生産者と消費者の連携を強める取り組みが欧州各地で行われ、協同組合の新ムーブメントと注目されています。特に「地域支援型農業」、「地域で支える農業」などと訳されるCSA(Community Supported Agriculture)の取り組みにおいては、その担い手の多くが有機農家であり消費者と生産者との協同組合組織をとっているケースが増えてきています。日本の産直がルーツという現地の人もいるそうです。ヨーロッパ型の発展形について詳細をみると、スイス、オーストリー、ドイツを中心に消費者と生産者がともに協同組合やグループを作って、有機栽培の野菜を食べたいというニーズに沿った活動を展開しています。適正規模500人まで、と自ら参加する人々の範囲を決めているところからも、分かち合い思想をシェアしやすいよう考えられています。参加者の中には、日本でもCSAを実践している生産者や研究者もおられ、活発な質疑応答が行われました。