公益財団法人生協総合研究所 2019年度第2回公開研究会
「ならコープ」の吉野共生プロジェクト:「かわかみらいふ」との協働
- ○ 開催日時
- 2019年8月20日(火)13:30~17:00
- ○ 開催会場
- プラザエフ5階会議室
- ○ 参加者
- 43名
プログラムと報告者
- 報告①
- 「吉野共生プロジェクトの取り組み」
奥西武史氏(ならコープ 組織・経営管理本部 統括 執行役員)
- 報告②
- 「住民の日々の暮らしを支えます ~かわかみらいふの取り組み~」
三宅正記氏(かわかみらいふ 事務局長)
吉田政己氏(かわかみらいふ 事業推進課長)
コメント
岩間信之氏(茨城キリスト教大学 教授)
概要
奥西氏の報告では、冒頭に吉野共生プロジェクトの動画を上映し、ならコープの創業精神、地域づくり・経営戦略としての吉野共生プロジェクト、吉野共生プロジェクトの具体的な取組事例(自治体との連携協定、地産地消、森林・環境・水ビジネス、障がい者雇用、再生エネルギー)、関係する実践事例(地域における居場所づくり、協同福祉会、コープたすけあいの会)等について話がされました。
三宅氏、吉田氏の報告では「かわかみらいふ」をとりあげた2つの動画をはさみながら、設立の経過、運営体制、宅配・ガソリンスタンド・見守り・声かけ等の事業、仕事・雇用を創ることによる村内でのお金の循環、村民の情報収集と看護師の生活指導との連携、移動スーパー利用者へのアンケート結果などについて話がされました。
岩間氏からは鹿児島県南大隅町の研究事例として、高齢化した過疎地域における商店へのアクセス、移動販売の利用、地域のつながりや食生活の現状と課題等について報告をいただきました。
質疑応答では、ならコープについては地産地消の実績、かわかみらいふについては移動スーパーと生協の宅配との競合、職員の労働条件、施設の税金と借家料、設立の際のキーマン等について質問があり、すべての質問に回答していただきました。