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研究活動

公益財団法人生協総合研究所 2016年度第8回公開研究会
英国の生協の過去、現在、そして教訓 ~コーペラティブ・グループの経営危機を考える~

○ 開催日時
2017年3月14日(火) 14:00~16:30
○ 開催会場
博多バスターミナル9階会議室
○ 参加者
55名
プログラムと報告者
報告①
「ロッチデール公正先駆者組合と協同組合運動の変遷」
鈴木 岳(生協総合研究所)
報告②
「イギリス・コープ・グループの経営危機について」
佐藤 孝一(生協総合研究所)

概要

 エフコープ生協の高山昭彦理事より開会の挨拶を頂いた後、鈴木研究員が英国の協同組合発展の歴史と、折々に行われた分配をめぐる議論の流れを欧州他国の事例も交えながら報告を行った。

 続いて、佐藤研究員より英国コーペラティブ・グループ(CG)の経営危機に至る経緯と、危機への対応、その後の同グループの経営の状況について報告があった。

 2名の報告が行われ休憩を挟んだ後、来場者から記入いただいた質問票に対し報告者が回答を行う形式での質疑応答が30分強行われた。

 短い時間にもかかわらず、全ての質問について時間内に消化しきれないほど多くの質問をいただいた。

 鈴木報告への質問としては、日本の生協は英国や欧州に比べ教育に力を入れていると言えるか? 協同組合ギルドが女性に権利を与えたことによりどのような影響があったのか? といった質問をいただいた。

 佐藤報告に対しては、CGが売却を行わず好調とされるコンビニ事業や葬祭企業についての現況、ブレクジットが今後のCGの経営に与える影響、アメリカバークレー生協の経営危機とCGの経営危機の要因の違いを知りたいといった質問が挙がっていた。

 最後に日本生協連九州地連岡出洋次事務局長から閉会の挨拶を頂き、終了した。