研究活動

公益財団法人生協総合研究所 2015年度第10回公開研究会 国際協同組合の最新動向
-トルコ・アンタルヤICA総会(2015年11月)をめぐって-

○ 開催日時
2016年3月15日(火)18:00~20:10
○ 開催会場
四ツ谷・プラザエフ 5階会議室
○ 参加者
25名
プログラムと報告者
「ICAアンタルヤ総会と協同組合の課題」
伊藤治郎(日本生協協同組合連合会・渉外広報本部長)
「協同組合の10年 ブループリント(BP)の第2フェーズ」
天野晴元(日本生活協同組合連合会・国際部部長)
「ICAを知るための10章」
鈴木 岳(生協総合研究所・研究員)
概要

 生協総研の小方専務から開会挨拶の後、伊藤氏より2015年11月にトルコのアンタルヤで行われたICA総会(テーマ:「2020年に向けて、あなたの協同組合はどのような姿になっているのだろうか?」)についての報告があった。総会に先立って行われたICA-ILOの合同研究集会(「協同組合と労働の世界」)、全体会でのヨハイ・バンクラー氏(ハーバード大)、ラジ・パテル氏(テキサス大)による基調講演要旨、ICAとして掲げた今後の課題、それを受けた日本の生協が取り組むべきことなどについて話を頂いた。続いて天野氏より、ブループリント(2020年に向けた世界の協同組合の行動計画)の成り立ちの経緯、中間地点としてのアンタルヤ総会での議論の紹介(BP第2フェーズに協同組合が組織内外に向けてすべきこと)などを頂いた。その後、鈴木氏よりICAの歴史的変遷やBPの問題点をめぐる議論などについての報告があった。最後に会場参加者と活発な質疑応答を行い、会を終了した。