研究活動

福祉サービス提供における協同組合の役割
:コ・プロダクションとコ・ガバナンスの視点から

○ 開催日時
2012年4月18日(水)14:00~16:30
○ 開催会場
千代田区立日比谷図書文化館
○ 参加者
52名

プログラムと報告者

報告:
ヴィクター・ペストフ博士(エルスタ・スケンダル大学市民社会研究所)
「福祉サービス提供における協同組合の役割:コ・プロダクションとコ・ガバナンスの視点から」
コメント:
藤谷惠三(日本医療福祉生活協同組合連合会)

概要

 スウェーデンのエルスタ・スケンダル大学市民社会研究所の客員教授であるヴィクター・ペストフ氏が上記タイトルの講演を行い、過去数十年間の間に国際的に大きな社会変化の起きていること、それは市民社会における協同組合を含む様々な組織の活動に影響を与えていること、社会サービスの提供において共同生産の概念が重要であり、そこには市民参加が必要であること、日本における生協と厚生連の活動はその好例であることなどが述べられた。また氏の結論として公的セクターと民間セクターは現在の先進社会が抱える問題の唯一の解決策とはなりえず、政府がサードセクターとのパートナー関係を築き、共同生産を進展させることの重要性が強調された。