公益財団法人生協総合研究所 2011年度第5回公開研究会 報告
「東日本大震災における生協の共済の果たした役割と今後の課題」
- ○開催日時
- 2011年11月21日(月)14:00~17:00
- ○開催会場
- 四ツ谷主婦会館プラザエフ9階スズラン
- ○参加者
- 122名
プログラムと報告者およびパネルディスカッション
報告①「東日本大震災と生協共済のビジネスモデル」
岡田太 委員 日本大学商学部准教授
報告②「東日本大震災における保険と共済の取り組み」
江澤雅彦 委員 早稲田大学商学学術院教授
報告③「東日本大震災と生協共済-公平性の観点から-」
宮地朋果 委員 拓殖大学商学部准教授
パネルディスカッション「東日本大震災での生協の共済の取り組みを振りかえって-果たした役割、成果、課題は」
- ◎コーディネーター
- 甘利公人委員 上智大学法学部教授
- ◎パネリスト
- 岡田太 委員 日本大学商学部准教授 江澤雅彦委員 早稲田大学商学学術院教授
宮地朋果委員 拓殖大学商学部准教授 高野 智氏 全労済経営企画部次長
小塚 和行氏 コープ共済連総合マネジメント本部本部長
概要
コープ共済連の矢野理事長の開会あいさつに始まり、岡田太委員からは、①共済金の支払いにおける保険と共済の違い、②生協の共済らしい地震災害保障のデザイン、③生協共済の職員の学ぶべきこと、江澤雅彦委員からは、①地震リスクの特殊性、②地震保険と民間保険の取り組み、③JA共済連と全労済の取り組み、④地震災害時の生活再建のための課題と公助、共助、保険・共済資金を活用したマイクロクレジット・ファイナンスの三層保障の提起、宮地朋果委員からは、①地震保険の概要と共済との相違、②保険(共済)原理のもとでの公平性とは、③共済と保険の同質化と共済ならではのリスク区分など報告された。
パネルディスカッションでは、全労済、コープ共済連の取り組み報告の後、会場質問に答えて、生協の共済の今後の課題、大学生協共済連の取り組みなどが共有され、全労済田畑常務の閉会あいさつで盛会のうちに終了した。