研究活動

公益財団法人生協総合研究所 2025年度第3回公開研究会
証言による戦時下と敗戦後のくらし~協同組合の先達に聴く~

 暮らしの手帖社からかつて刊行された『戦争中の暮しの記録』(1968年)、さらに『戦中・戦後の暮らしの記録』(2018年)は、「庶民の日常の記憶」を集めた不朽のロングセラーの貴重な記録の一例です。独裁者の妄想から、また「戦争とは(権力を握る)爺さんが始めて、おっさんが命令し、若者たちが死んでいくもの」ということに、多くの戦争の真実はあります。同様に非戦闘員の多数の女性や子どもが犠牲になることを忘れてはなりません。一方で開戦にあたっては、戦意を高揚させるための仕掛けに市井の人々が巻き込まれてしまう構造的問題もありました。

 今年は昭和でいえば100年目、先の敗戦から80年が経過しました。しかし現在の世界にあって、戦火の絶えない地域が拡大し、第3次世界大戦が危惧すらされるなか、銃後の暮らしや意識はどうなるものなのか。この機会に、戦時下と、価値観のまったく変化した戦後を生き抜いてこられ、そののち協同組合(生協)に深く関与されてこられた立場の異なる諸先輩から、それぞれの体験を踏まえた話を伺っておきたい、というのが、本企画の趣意となります。是非ご参加ください。

開催日時:
2025年8月27日(水)14:00~17:00 (配信開始13:30)
開催形態:
来場・オンライン(Zoom)配信併用
会 場:
主婦会館プラザエフ5階会議室(地図
参 加 費:
無料

公開研終了後に期間限定でオンデマンド配信をいたします。オンデマンド配信ご希望の方もお申込みをお願いいたします。

報告者(敬称略)

岩垂 弘
(元朝日新聞記者)
丸山茂樹
(元生活クラブ生協)
下山 保
(元パルシステム連合会)

お申し込み

下記URLまたは右の二次元コードからお申込みください(8/20締切)。

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※ メールによるお申込も受け付けております。

※ 報告テーマやプログラム等、詳細が決まり次第、当ウェブサイトや『生活協同組合研究』でご案内をいたします。