テーマ:保育における親主体の協同とは
-福祉国家研究の世界的リーダー スウェーデン:V.ペストフ氏を迎えて-
子ども子育て関連三法が昨年、三党合意によって国会で可決され、2013年4月施行、次年度以降の実施となります。この新システムでは、保育所の運営を、自治体や社会福祉法人に限定するのではなく、多様な主体が運営する施設を積極的に認可し、公平に公的補助を行う方向が示されました。生協にとっても、地域で「理想の保育」を作りだす可能性が増大します。特に都市部では、保育所増設が切望されています。生協の人々も、地域の親たちへの支援の仕組みづくりにチャレンジしてみませんか。
海外では、すでに保育所の待機児童解消の観点に加えて、保育の質向上の観点からも、協同組合方式の保育所が広く利用されています。そこで、このたび、世界的な福祉制度研究者ビクター・ペストフ氏の来日に合わせ、欧州の保育における親の協同をテーマにご講演をいただくことになりました。日本ではほとんど紹介されていない、親による協同組合型保育の実態や、その価値について学ぶ絶好の機会です。
※ 本研究会は平成25年度科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金/基盤 C)による「市民社会における介護サービス供給のあり方とサービスの質の測定方法に関する研究」(代表:斉藤弥生/大阪大学)の一部として実施されます。
第1回公開研究会(終了しました)
- 日 時:
- 2013年5月10日(金) 13:30~16:00
- 場 所:
- 東京池袋 立教大学 池袋キャンパス10号館X301教室 (地図)
- 参加費:
- 無料
第2回公開研究会(終了しました)
- 日 時:
- 2013年5月28日(火) 13:30~16:00
- 場 所:
- 大阪中之島 大阪大学 中之島センター507教室 (地図)
- 参加費:
- 無料
共 催
日本協同組合学会、大阪大学斉藤弥生研究室
後 援
大阪府立大学「子育て教育系キャリア・コラボ力育成」コラボ支援推進室
プログラム(第1回、第2回共通)
13:30 | 座長解題 池本美香 ((株)日本総合研究所 調査部、生協総合研究所「保育における親協同」研究会座長) ※東京開催のみ、大阪開催では近本の解題になります |
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13:40 | 講演(英語,逐次通訳) V・ペストフ(スウェーデン エルスタ・シェーンダル大学市民社会研究所 客員教授) 「欧州で満足度の高い親たちによる保育の協同 - 親協同は共同生産による価値を創造している -」 |
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質疑討論 | ||
(16:00 終了予定) |
ヴィクトール・A・ペストフ氏の略歴
ペストフ氏はストックホルム大学,ミッドスウェーデン大学などで教鞭をとり,現在はストックホルムのエルスタ・シェーンダル大学市民社会研究所の客員教授。1998年には金沢大学客員研究員として在外研究を行い,医療生協等を訪問。公的セクター、営利企業セクター、コミュニティの3者の間に位置するのがサードセクター(協同組合、非営利組織を含む)であるという「福祉供給におけるトライアングル」は世界的にも知られている。今回は「欧州8カ国の保育所比較研究レポート」を中心に報告いただく。
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公益財団法人 生協総合研究所 担当【 中村・近本 】
〒102-0085 東京都千代田区六番町15 プラザエフ6F
TEL : 03-5216-6025 FAX : 03-5216-6030 E-mail:ccij@jccu.coop
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