研究活動

国際協同組合年記念シンポジウム(京都)のご案内
「社会経済開発における協同組合の可能性:共益と公益」

 国際協同組合年に際して,社会経済開発における協同組合の可能性を検討し,共益とともに公益を担う協同組合の役割を明らかにすることが求められています。このようなテーマについて欧州,北米の協同組合研究の第1人者をお招きして報告をいただき,日本の協同組合リーダー,研究者と討論を行うために国際シンポジウムを開催します。

 バーチャル教授はロッチデール組合150周年,ICA100周年および国際協同組合年の記念出版の著者であり,また,国連労働機関の委嘱を受けて報告書『協同組合とミレニアム開発目標』を執筆しています。ケティルソン教授はICA調査委員会委員長であり,カナダ社会的経済研究パートナーシップにおいてリーダーをつとめ,バーチャル氏とともに国連労働機関の報告書『金融危機の時代における協同組合ビジネスモデルの耐久力』を執筆しています。このゲストスピーカーの報告に対して二場邦彦氏によるコメントを行い,パネル討論を通じてヨーロッパ,北米と日本の実践から学びあうことをめざします。

参加費 : 無料(定員200名、先着順)

● 日時 :
2012年11月24日(土)13:00~17:00
● 場所 :
コープイン京都(地図
JR「京都駅」 → 地下鉄烏丸線 → 「四条」下車(13番出口から)徒歩5分
阪急電車「烏丸」駅(13番出口から)徒歩5分
● 主催 :
公益財団法人 生協総合研究所、くらしと協同の研究所
● 後援 :
京都府協同組合連絡協議会、2012国際協同組合年全国実行委員会
● 言語 :
日英逐次通訳

● プログラム

13:00
主催者挨拶 生源寺眞一(生協総研理事長)
13:10
第1報告:ジョンストン・バーチャル(スターリング大学教授)
14:10
第2報告:ルー・ハモンド・ケティルソン(サスカチュワン大学教授)
15:10
休憩
15:30
パネル討論
コメント:二場邦彦(京都生協理事長,くらしと協同の研究所研究委員)
モデレーター:栗本昭(生協総研理事)
閉会挨拶:上掛利博(くらしと協同の研究所研究委員会委員長)
17:00
終了
【報告者・コメンテーター略歴】

ジョンストン・バーチャル氏
 イギリス・スターリング大学応用社会科学部教授。社会政策学博士。専門は協同組合,ミューチュアルの研究。ロッチデール組合150周年記念の『コープ:ピープルズビジネス』(大月書店,1997年),ICA100周年記念の『国際協同組合運動』(家の光協会,1999年)および国際協同組合年の記念出版(近日翻訳出版予定)の著者.また,国連労働機関(ILO)の委嘱を受けて報告書『協同組合とミレニアム開発目標』,『金融危機の時代における協同組合ビジネスモデルの耐久力』を執筆。

ルー・ハモンド・ケティルソン氏
 カナダ・サスカチュワン大学経営学部教授・同大学協同組合研究所長。経営学博士。専門は協同組合のマネジメント,ダイバーシティ。2007年からICA調査委員会委員長。2006年からのカナダ社会的経済研究パートナーシップにおいて大平原地域グループのリーダーをつとめた。主な著作は『カナダのアボリジニ協同組合の現状と可能性』(マクファーソン教授との共著),ILO報告『金融危機の時代における協同組合ビジネスモデルの耐久力』(バーチャル教授との共著)。

二場邦彦氏
 京都生協理事長。くらしと協同の研究所研究委員。立命館大学経営学部教授,京都創成大学(現在の成美大学)学長を歴任。主たる研究テーマは地域経済の発展と中小企業、生協の活動・事業および運営に関する諸問題、サードイタリーの中小企業。主な論文は「地方経済と中小企業」(大阪経済大学『中小企業季報』05年4号),「経済危機と生協のマネジメント」くらしと協同の研究所『協う』114号など。
お問い合わせ・お申し込み

 11月8日までにFAXかメールでお申し込みの上、会場まで直接お越し下さい。

 【ご案内および申込書】(PDF 593KB)

 公益財団法人 生協総合研究所 【担当・中村】
 FAX : 03-5216-6030  E-mail:ccij@jccu.coop

連絡・照会先

 TEL : 03-5216-6025(中村・栗本)