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知の市場

第10回講義概要「消費者力を高める」

○ 開催日時
2019年6月19日(水)15:00~16:30
○ 開催会場
大東文化大学 板橋キャンパス(高島平)
講師とテーマ

磯辺浩一(特定非営利活動法人消費者機構日本 専務理事)
 「消費者力を高める」

概要

 第10回講義の講師は、消費者機構日本(COJ)の磯辺さんです。最近の消費者被害(特に若者の消費者被害)の紹介の後、消費者団体訴訟制度と(特定)適格消費者団体、消費者裁判手続特例法に基づいて消費者機構日本が提訴した共通義務確認訴訟、生協の消費者問題への取り組みなどについて説明いただきました。

受講生の受けとめ

 学生たちが今回の講義後に提出したレポートの一部を、抜粋して紹介します。

Q 生活協同組合(団体)について興味や関心を持ちましたか?

Aさん
消費者団体では、不当な勧誘により締結させられた契約は、後から取り消すことができるという所は、とても良いことであると思いました。また、生協では、消費者問題に対してトラブルの無い地域づくりのための取り組みをされているところに関心を持ちました。

Bさん
地域に根ざした活動をつづけてきた生協が消費者問題に取り組むことで、被害の縮小や被害者のきめ細かいケアが進んでいくと思いました。

Cさん
消費者市民釈迦づくりのために、行政や消費者団体、専門家と連携して消費者ネットワークづくりに取り組んでいるところ。消費者力を高めるための学習会を行ったり、消費者のことを思って様々な面でサポートしていて素晴らしいと思った。消費者に代わって差止請求ができる活動への協力も関心を持てた。

Q この講義のポイントは、どこにあったと思いますか?

Dさん
消費者問題は深刻な問題となっており「消費者力」が今求められています。訪問販売や電話勧誘販売やインターネット販売などが主となっている中で、20歳などの若者の消費者被害が大きな問題となっています。スマホの普及とともにSNSを通じてのマルチ商法やもうけ話の勧誘、美容医療に関する相談、タレントモデル契約に関する相談など新しい環境になる若者が狙われています。それらを防ぐため、消費者団体訴訟制度、適格消費者団体が整備され、様々な状況に対応できる条項がつくられました。また、消費者契約における被害が同じ原因で数十人以上発生した場合に被害者の代わりに被害回復訴訟を起こすことができる「消費者裁判手続特例法」が施行され、消費者を守る社会ができつつある中で、自分自身が知識や理解を深めることが大切になっていきます。

Eさん
「自分はトラブルに巻き込まれないだろう」「自分はだまされないから大丈夫」という考えを持っていると被害に遭う可能性があるので、被害に遭わないためにも「消費者力」を高めるということが大切であるというのが今回の講義のポイントだと思いました。毎年春になると大学側から詐欺の注意喚起があるので、内心自分は大丈夫だろうと思っていましたが、毎年これだけ多くの被害件数・被害総額のデータがあることを知って、考えを改めなければならないなと思いました。だまされて被害者にならないように気を付けていきたいと思います。

Fさん
“消費者力”という言葉に私は、はっとさせられました。そのため、ポイントだと思います。一見、その力は具体的になんなのか?と思いましたが、弱者にならないための知識と判断力、そして相談する力が消費者力なのではと思います。悪い人々にただ搾取されるだけでなはく、「NO」をしっかりと言う力が大切だと思います。そして、知識だけでなくそれをアウトプットして、親や祖父母に共有することで家族でトラブルに巻き込まれることを防ぐことが出来ます。本当は“消費者力”という言葉なんで必要ないくらい平和な世の中に、善い人が多ければいいなと思いますが、今は、力をつけて弱者にならないようにしたいと思います。

Q この講義や生活協同組合(団体)に対する意見・感想はありますか?

Gさん
私は2年前にネット上での詐欺に実際にあい、消費者センターのお世話になった事があります。金額にして10万円。学生にしては少し大きな額でした。20歳になったばかりでクレジットカードで支払いをしてしまい、本当に泣きながら訴えた事が記憶にあります。消費者センターの方がとても親身になって話を聞いてくださり、サギだとわかってからはお金の返却もしてくださり、本当に助かりました。親にも相談ができず、本当に困っていたので、とても感謝しています。私の友人も、マルチ商法がサークル内で流行して大変困っていたので、センターに相談をすすめました。その友人の告発により、サークル内でのマルチ商法も収まりがついたそうです。“サギ”は、私たちが生きていく上で、絶対どこかで必ずそういう場面に遭遇すると思います。日本はとても他国よりも安全な国だと思われがちですが、こんな日本でも“サギ”はたくさんあります。私たち1人1人、ちゃんと社会的関心を持ち、疑いを持ち、“サギ”に引っからないように生活していければ良いなと思いました。

Hさん
現代の消費者の問題について具体的な例と、そして対応についての話はわかりやすく、とてもためになりました。法律や制度の話もわかりやすく、おもしろかったです。消費者に関係する法律や制度は普段生活しているだけでは知らないことが多いので、この講義を受講してよかったと思います。今回知った知識を使って、私も被害にあわないように注意していきたいと思います。また、被害にあった場合でも消費者ホットラインなどを使い相談して、おちついて対応していきたいと思いました。

Iさん
消費者問題が起きた際に「消費者ホットライン」を利用して相談したりすることが出来ると初めて知りました。対応してもらうにはそういった施設に行かなくてはならないと思っていたので驚きました。電話番号も188と簡単で被害の多いお年寄りの方でも頼りやすく、泣き寝入りする人が少なくなると感じました。訪問販売や電話での被害はお年寄りの方は多いとのことだったので、家族がそういったものにだまされないように伝えることも大切だと感じました。また、私たち学生やまだ若い人たちの中ではインターネットの普及がどんどん進んでいっているので安易に商品を購入しないようにしたり、クーリングオフ制度の知識もつけていくべきだと思います。