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知の市場

○ 開催日時
2015年4月22日(水) 15:00~16:30
○ 開催会場
大東文化大学 板橋キャンパス(高島平)
講師とテーマ

山越 昭弘(日本生協連 商品検査センター)
 「食の安全・安心」

概要

 1回目の講義の際、受講生に生協のイメージを尋ねると、食の安全・安心という答えが返ってきました。実際、同じような連想をする人は少なくありません。3回目の講義は「食の安全・安心」。日本生協連商品検査センターの山越昭弘さんが、生協がこの問題にどう取り組んでいるのかを話しました。

 最近も、ファストフード店での異物混入問題など食品の事故が大きな話題になっています。生協でも2008年、冷凍ギョーザへの農薬混入事件がありました。このケースは、従業員が意図的に農薬を混入させたという点で、食の安全確保にとって新たな課題となりました。講義では初めに、日本生協連が行っている食の安全・安心の確保のための取り組みを紹介した、DVDを視聴しました。食の安全・安心について、生協では大きく2つの考え方で取り組んでいます。1つはきちんとした商品設計をすること。商品の企画段階から、この商品にはどんなリスクが考えられ、それを防ぐために工場の設備や検査項目をどうしたらいいのかを事前にチェックし、体制を整えておく。もう1つは、商品の特性や食品事故の状況などを見ながら、きちんと検査を行うことが大切です。日本生協連の商品検査センターでは、2014年度約24000件の検査を実施しています。

 こうした取り組みをしても、山越さんは「食品事故をゼロにすることはむずかしい」と述べました。特に、会社などに不満を持つ人が意図的に異物を混入させようとした場合の対応が必要になっています。また、組合員から異臭や異物混入の申し出があった場合に、きちんとした対応を迅速に行うようにしています。

 日本生協連は、こうした生協商品の検査を行うほかにも、食の安全を高めるための活動も行っています。国際的な食品の基準、規格を決めるコーデックス委員会への参加や国の委員会への参加、消費者の立場からの意見表明なども行っています。

 また、福島原発事故の後、2011年11月から2015年2月まで18都県の食卓で2日分の食事の放射性物質を検査してきました。昨年度はこの4年間で初めて、どの検体からも放射性物質が検出されませんでした。

 講義の中で、山越さんが食の安全に関心のあるかどうかを尋ねましたが、挙手した受講生はほとんどいませんでした。今回の講義で、受講生が食の安全に興味を持つきっかけになったのであれば幸いです。

 4回目は、日本生協連の平野路子さんが「新しいCO・OP商品作り」について講義します。