刊行物情報

【新刊のご案内】『〈食といのち〉をひらく女性たち』
 佐藤 一子/千葉 悦子/宮城 道子【編著】

 本書は「暮らしの中の食」について女性の営みに焦点をあてながら、戦後の農村社会における生活改善、都市と農村を結ぶ産直、農産加工、グリーン・ツーリズム、生協やワーカーズ・コレクティブの取り組み等を跡付けています。当研究所の近本聡子研究員が第4章「食の安全・共同の子育てを求める生協女性ネットワーク」を執筆しています。
 是非ご一読下さい。

2018年4月10日発行 A5判・254頁
定価(本体2,500円+税)
発行:一般社団法人農山漁村文化協会

目次

まえがき
 
序 言
いのちを育む食に向き合う
PartI
食の安全と暮らしの創造に向けた女性たちの歩み -戦後史-
第1章
戦後農村における生活改善と女性
第2章
食・いのち・暮らしを守る農家女性の協同活動
第3章
地域の食を守る農山漁村の女性起業
第4章
食の安全・共同の子育てを求める生協女性ネットワーク
PartII
現代日本の食といのちを守る女性たちの取り組み -実践と課題-
第5章
福島原発の足元で食の安全を築く女性たち
第6章
地域の「食」を協同労働で支える ―ワーカーズ・コレクティブと高齢者生協に事例から
第7章
地域と連携する学校給食と食育
第8章
食を通して暮らしをつくり守る「こども食堂」
PartIII
国際社会に広がり発信される食の安全と食文化 -国際的展開-
第9章
イタリアのスローフード運動と食教育の推進
第10章
オーガニック食品を求めるドイツの女性運動
第11章
韓国の「食」運動の創造的展開と食生活教育
第12章
持続可能な社会とアジアの女性たちの社会参画 ―食の創造者として、生活を育む者として
索 引
 
執筆者紹介