食育と生協の役割研究会【第2期】:若者の食と健康
 

2005年4月〜05年9月 事務局 西村 一郎

●主旨、アプローチと方法

  心身ともに健やかに成長している若者がいる反面、友達と食事をすることができないとか、拒食や過食、不規則な食行動や偏食による消化器系の疾病、さらには引きこもりや自殺などに走る若者も少なくない。家庭において親から食に関する教育や躾が充分にされてないままで、親元を離れて下宿生活をはじめている学生がいる。自宅で親と一緒に生活していても、交友や深夜のアルバイトなどで不規則な食事が続き、心身の健康に問題を持っている若者もいる。こうした若者の食・健康・いのちの現状を浮き彫りにし、個人と家庭、さらには地域や社会のあり方を探り、大学生協だけでなく医療生協や地域生協の役割を明らかにする。
 栄養学、教育学、社会学など多彩な角度からアプローチする。全国で1500枚を目標とした独自調査をおこない、それをベースにして分析し、生協の課題を明らかにする。

● 研究会のまとめ

 2005年9月中旬に総研レポートNo.47として、第一部は調査の概要と考察、第二部として委員やオブザーバー10名からの提言、そして第三部として資料を入れてまとめた。この報告書は、総研の団体会員以外にも大学生協連を中心にして全国の大学生協に約500部が有料で追加として普及した。また「食べる・たいせつフェア」や大学生協連総会では、専用の大型ポスター6枚で内容を掲示して話題を提供した。


委員 八倉巻和子 (大妻女子大教授 栄養教育)
野井  真吾 (東京理科大学専任講師 体育学)
佐古  隆之 (日本女子大家政学部講師 食物学科)
清水  紀子 (フリー活動栄養士)
安岡  淳一 (日生協医療部会)
蓮田  昌浩 (大学生協連東京地域センター)
藤   美徳 (大学生協連食と日常生活事業チーム)
高橋  亮子 (大学生協東京事業連合 食生活相談)

・総研レポートNo.47「学生の食の現状と生協の課題:若者の食と健康研究会報告書」(200509)
・2005年度第1回公開研究会「食育のすすめ:だれと、なにを、どうやって食べるの?」(200506)








04年9月
(1) 研究の課題と進め方の確認、
大学生協の調査から見た学生の食と健康といのち
  10月 (2) 学生の食生活相談から、調査の目的と項目
  11月
(3) 調査項目の確定、実施要綱
【調査】 04年12月実施,05年1月回収,2月集計 
05年4月 (4) 分析(1):5月 (5)分析(2):6月 (6)対策の議論(1)
   7月 (7) 対策の議論(2):8月 (8)まとめ

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