2009年度 第5回公開研究会 報告
「生協の出資金・資本・会計制度の今日的意味と国際会計基準の動向」
日時:2010年3月9日(火) 17:15〜19:15
会場:渋谷・コーププラザ4F第3・第4会議室
プログラムと報告者:
報告1 |
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生協の資本制度に関する論点
宮部好広 氏(日本生協連法規会計支援室室長) |
報告2 |
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国際会計基準と生協出資金
小栗崇資 氏(駒澤大学経済学部教授) |
コメント |
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関 英昭 氏(青山学院大学法学部教授) |
概要
協同組合会計における出資金の位置付けをめぐる国際会計基準審議会の提起を皮切りに、現在、各国の協同組合関係者の間でさかんに論議が交わされている。生協総研の「協同組合の資本・会計制度研究会」では、約2年間にわたり、協同組合の出資金問題をはじめ組合員の「持分」やいわゆる「不分割積立金」を含む協同組合資本制度の諸問題について検討を重ね、成果報告の場として本研究会を開催した。冒頭で、委員会の最終報告文を起草した宮部好広委員(日本生協連)から最終報告についての概要報告を行い、ついで小栗崇資委員(駒澤大学)から、国際会計基準論議の概略と、生協の出資金問題への含意について解説した。最後に、関英昭座長(青山学院大学)から、協同組合を人と人の結合体と見る見地からの解題を行った。補足的に、参加者の質問から、会計基準論議が起こった経緯や生協会計への実質的影響などについて議論を深めた。参加者52名。
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