2009年度 第2回公開研究会 報告

「子育てひろば」の効果と地域資源(リソース) 創造の可能性

日時:2009年8月28日(金) 14:00〜17:00

会場:四ッ谷・プラザエフ5F会議室

プログラムと報告者:

はじめに     福川 須美(ファミリー・サポート研究会座長 駒沢女子短期大学)
報告1   ひろば効果の指標づくりから見えてきたもの
  斎藤 進(日本子ども家庭総合研究所)
コメント     近本 聡子(生協総合研究所)
報告2   世田谷区の事例と多様化するひろば
  相馬 直子(横浜国立大学)
コメント     福川 須美(駒沢女子短期大学)
  永田 陽子(北区育ち愛ほっと館)
  松田 妙子(特定非営利活動法人せたがや子育てネット代表理事)
報告3   生協の子育てひろばの効果や可能性について
  渡部 典子(日本生協連)
コメント     加藤 雅代(ちばコープ)
  根岸 公江(さいたまコープ)

概要

 今回の公開研究会は2009年度初めに出版された生協総研レポート59号「子育てひろば」の効果測定をベースに、その対象となった全国20あまりの子育てひろばからNPO代表と生協での実践者を招いて、現代の子育て事情や行政との連携について語り合う場となった。子育てひろばは効果が絶大、中でも第一子出産後、母子カプセルになってしまいそうになる親子に大変重要な効果のあることが分かった(報告書参照)。その効果は政策的にも認知され始めているが、逆効果となってしまうケースも聞かれる。

 生協の取り組む子育てひろばは、常設型は数少ないが、イベント的な効果もあり満足度は高い。運営はボランティアベースで常設化は難しい点や、行政と連携することで常設化が可能になり地域の子育て支援として拠点となることができる点が出された。事業上のデメリットも「もっと運営主体として生協らしさを出したら」なくなるのでは、という意見もあった。生協総研レポートで、ぜひデータを活用いただきたい。参加者33名。

BACK



copyright (C)2003 [Consumer Co-operative Institute of Japan] All rights reserved.