2009年度 第6回公開研究会 報告

「ヨーロッパの生協に学ぶ生協の事業戦略と社会的役割:
スイス・スウェーデンを中心に」

日時:2010年3月18日(木) 17:15〜19:15

会場:渋谷・コーププラザ4F 第3・第4会議室

プログラムと報告者:

報告  スイス生協の事業革新と社会的取り組み
 藤井 晴夫(公益財団法人 生協総合研究所)
報告  スウェーデンの生協の事業革新と模索
 高橋 怜一 氏(日本生協連政策企画部)
コメント  當具 伸一 氏(コープかながわ専務理事)
 中村 洋  氏(パルシステム連合会常務執行役員)

概要

 今回の公開研究会は,第3回に引き続き,2009年11月の「日本生協連長期ビジョン策定検討委員会欧州視察団」によるヨーロッパ生協の視察の成果をもとに,その現在の姿を共有し,日本の生協の事業戦略と社会的役割に関する示唆を学ぶという趣旨で開催した。藤井晴夫(生協総合研究所)からは,ミグロ生協の理念,歴史,事業動向,商品政策などの状況を,コープスイスとの関係や,連邦制をとるスイスという国の特徴を含めて紹介した。また,高橋怜一氏(日本生協連)からも同様に,スウェーデン生協連(KF)と国内の単位生協の動向を中心に,北欧諸国におけるコープ・ノルデンの解消とコープ・トレーディングによる新たな事業枠組の状況を含め,最新の知見をご紹介頂いた。また,當具伸一 氏(コープかながわ),中村洋氏(パルシステム連合会)から,日本の生協の事業戦略に引きつけ,どのような点に注目すべきか,コメントを頂いた。参加者43名。

 なお,欧州4生協(イギリス・イタリア・スイス・スウェーデン)の最新の動向に関する資料集として,生協総研レポートNo.62「危機に立ち向かう欧州生協」が刊行される予定である。

 

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