2009年度 第3回公開研究会 報告
「ヨーロッパの生協に学ぶ生協の事業戦略と社会的役割」
日時:2010年1月8日(金) 17:15〜19:15
会場:渋谷・コーププラザ4F 第1・第2会議室
プログラムと報告者:
報告1 |
イギリス生協の事業革新と社会的取り組み
當具 伸一(コープかながわ専務理事) |
報告2 |
イタリア生協の事業革新と価値憲章
大津 荘一(日本生協連国際部) |
コメント |
藤井 晴夫(公益財団法人 生協総合研究所) |
概要
今回の公開研究会は,2009年11月の「日本生協連長期ビジョン策定検討委員会欧州視察団」によるヨーロッパ生協の視察の成果をもとに,その現在の姿を共有し,日本の生協の事業戦略と社会的役割に関する示唆を学ぶという趣旨で開催した。當具伸一氏(コープかながわ)からは,近年合併や倫理的小売業としてのあり方に注目が集まるイギリス生協の実情を中心としつつ,事業連合と会員生協,あるいは中央会機能のあり方など,国内の生協に引きつけてご報告頂いた。また,大津荘一氏(日本生協連)からは,国内ナンバーワンの地位を持つイタリア生協の動向について,近年の商品戦略,社会的取り組みなどを中心としてご報告頂いた。また,藤井晴夫(生協総研)は,欧州生協の財務比較を行いながら,その最新の動向についてのデータを紹介しつつ,コメントを行った。ディスカッションの中では,協同組合としての合併のあり方と実際,財政,税務の状況など具体的な質問が相次ぎ,関心の高さが伺われた。参加者81名。
3月18日に開催する第6回公開研究会では,同様の趣旨で北欧とスイスの生協の動向を中心に検討します。詳細は こちら
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