2003年度第3回公開研究会

ヨーロッパの協同組合法をめぐる最近の動向
報告者:マールブルク大学 ハンス・ミュンクナー氏

2003年11月14日

■趣旨

 ヨーロッパ各国では協同組合法をめぐって新たな動きが現われている。イギリスでは協同組合陣営の要請を受けて協同組合法の改正が実現する一方,イタリアでは協同組合の特性を無視して会社と同一視する立法がすすめられている。また,長年にわたる討議を経て「ヨーロッパ協同組合法」が制定されることになった。このような動きを評価し,意義と問題点を明らかにすることが求められている。

 ハンス・ミュンクナー博士は発展途上国や移行経済諸国の協同組合法制度の見直しに関わり,協同組合法の第1人者である。今回は博士をお迎えして公開研究会を開催する。

■主な内容

  1. ヨーロッパ協同組合法の多様性
  2. イギリスにおける協同組合法の現代化
  3. ドイツの協同組合法制における最近の動向
  4. イタリアにおける協同組合の法的地位をめぐる論争
  5. EUのヨーロッパ協同組合法の意義 

■報告の詳細は、『生活協同組合研究』2004年05月号(Vol.340)所収の論文をご参照ください。

BACK



copyright (C)2003 [Consumer Co-operative Institute of Japan] All rights reserved.