これまでくらしの基盤を支えてきた日本のセーフティネットは急速に劣化し、出産から子育て、教育、就業、食と健康、介護など人間生活のあらゆるステージで不安が高まっています。他方、信頼と安全のコミュニティをめざして消費者・生活者、市民によるくらしのセーフティネット作り、新しい社会・経済システム作りの動きが台頭しています。こうした中で、生協、医療生協、ワーカーズ・コレクティブ、ＮＰＯやＮＧＯなどが、くらしのセーフティネットの形成に向けて大きな役割を果たすことが求められています。

　生協総研はこのような問題意識から「社会経済システムと生協」研究会（座長：川口清史、大沢真理）を設置しましたが、その成果をまとめた『市民がつくるくらしのセーフティネット：信頼と安全のコミュニティをめざして』がこのたび出版されました。この出版を記念して共同編集者である川口先生、大沢先生に問題提起をしていただくために、以下の要領で公開研究会を開催します。
　

日時：2004年12月10日（金）16:00〜18:00

会場：プラザエフ５階会議室（東京・四ツ谷駅下車麹町口徒歩1分）

参加費：当研究所会員：無料　会員外：1,000円　先着40名

報告者：

講演「社会的経済・社会的企業と生協」

立命館大学政策科学部学部長・教授　川口清史

講演「綻びる日本型セーフティネット」

東京大学社会科学研究所教授　大沢真理

　※なお、終了後執筆者を囲んでの懇親会を開催します（会費2,000円）
　

お問い合わせ・お申し込み：

財団法人　生協総合研究所（担当：栗本昭・中村範子）

〒102-0085　東京都千代田区六番町15番地プラザエフ6階

Tel 03-5216-6025　Fax 03-5216-6030　E-mail：ccij@jccu.coop

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