公開研究会「パート職員の雇用と人事制度」が開催されました

 2003年6月6日,2003年度の第1回公開研究会「パート職員の雇用と人事制度」を開催いたしました。生協総研は、2002年度に「パート職員の働き方研究会」を主催し、研究成果を「生協総研レポート第39号」として4月に発行しましたが,公開研究会では、その内容をさらに深めるために2人の執筆者(研究会委員)にご報告いただきました。

 日本労働研究機構副主任研究員の大木栄一氏は雇用の多様化におけるパートタイマーの人事制度のあり方」と題して、正社員がパート社員や派遣社員に置き換えられつつある背景、賃金を決める方法における正社員とパート社員の違い、を説明し、仕事を基準にして多様な雇用形態のバランスをとることが必要だと強調しました。

 コープとうきょう常務理事の阿部憲氏は「コープとうきょうにおけるパート職員の人事制度と能力活用」というテーマで、パート職員の就業状況を説明し、さいたまコープとの人事制度統一の中でさらに積極的な活用をめざすことが課題だと報告しました。

 公開研究会には地域生協の人事担当者や労組役員、大学生協の人事担当者など43人が参加し、社会保険の適用対象が広がることや管理職パートの処遇などについての質問がありました。

(河原英夫・研究員)

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