青果の流通構造研究会
 

2005年10月〜2006年8月 事務局 河原 英夫

◆目的

 消費者の食生活の変化やニーズの多様化、あるいは産地や流通システム構造の変化の動向を分析し、生協の青果事業がどのように対応すべきか、課題を提起することを目的とする。

◆次の点を中心に分析を進める。

  • 安全性や環境保全だけにとどまらず、品質の向上をめざした独自のブランド化戦略(例、量販店PBの拡大)
  • インショップや売り場提案など産地との提携の強化
  • 産直産地との関係見直し、量販店による優良産地の囲い込みへの対応
  • 小ロット品目の定番化と独自の製品開発
  • 産地から店舗までの需給調整とサプライチェーンの構築とクラスターの形成
  • 市場流通と市場外流通間を含むシステム間の競争激化(量販店の力が強まり、卸売市場の規制が緩和されるので)

◆研究会のアプローチ・方法

 フードシステムアプローチによる主体間関係の分析

  • 委員相互の報告
  • 専門家・産地代表者を招いての報告
  • 産地見学

 生協総研レポートで報告(問題提起)を行なう(委員分担執筆)。
 公開研究会を開催する。


中島紀一 (茨城大学農学部教授、農環境政策学)
斎藤  修 (千葉大学園芸学部教授、園芸経営技術学研究室)
大木  茂 (麻布大学獣医学部助教授、動物資源経済研究室)
深澤米男 (コープネット事業連合農産部長)
高橋宏通 (株式会社ジー・ピー・エス事業部長)
オブザーバー:
寿原克周 (日本生協連産直担当)

生協総研レポートNo.52「変化する成果の流通構造」(200611)








第1回
2005/10/7
斎藤委員の報告「青果物流通をめぐる新たな課題」
第2回
2005/11/1
中島委員の報告「小売業激戦の中の青果流通」
第3回
2005/12/13
大木委員の報告「農業衰退と流通競争激化で選択すべき方策」
第4回
2006/1/24
折戸功氏(日本生協連会員支援本部店舗グループ)の報告
「生協店舗とヨークベニマルの比較」
第5回
2006/2/28
本岡俊郎氏(東京青果株式会社開発第1部長)の報告
「変化する青果物流通における市場の役割」
第6回
2006/3/28
西影昌純氏(伊藤忠商事株式会社食料カンパニー生鮮・食材部門食材流通部青果流通課長)の報告
「輸入青果物と国内流通」
第7回
2006/5/28
佐野泰三氏(カゴメ株式会社生産野菜ビジネスユニットディレクター=取締役・執行役員),尾崎泰弘氏(同生産推進部長)「カゴメの生鮮トマト事業」
第8回
2006/6/20
深澤米男委員(コープネット農産部長)の報告
「コープネット事業連合の農産事業」
第9回
2006/7/25
高橋宏道委員(ジー・ピー・エス事業部長)の報告
「パルシステム連合会の農産事業」

*研究会としては終了し、総研レポートの執筆に向けて準備に入る。

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