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知の市場

第8回講義概要「子育て支援」

○ 開催日時
2019年6月5日(水)15:00~16:30
○ 開催会場
大東文化大学 板橋キャンパス(高島平)
講師とテーマ

若松恵子(生活クラブ生活協同組合・東京 たすけあいネットワーク事業部事業管理課 課長)
 「子育て支援」

概要

 第8回講義の講師は、生活クラブ生活協同組合・東京(生活クラブ東京)の若松さんです。子育て家庭を取り巻く社会の現状、2015年度にスタートした子ども子育て支援新制度の概要、生活クラブ東京の子育て支援の取り組み(組合員活動、エッコロたすけあい制度、4つの保育園の運営、子育て広場ぶらんこ)などについて説明いただきました。

受講生の受けとめ

 学生たちが今回の講義後に提出したレポートの一部を、抜粋して紹介します。

Q 生活協同組合(団体)について興味や関心を持ちましたか?

Aさん
組合員主催の子育てひろばや、エッコロたすけあい制度という毎月100円の掛け金でつくる組合員どうしのたすけあいなど、地域でお互いが助け合って子育てしていけるような取り組みにとても関心を持った。営利目的ではなく、お互いの助け合いの活動というのが、とてもいいと思った。

Bさん
生活協同組合では、働く親支援だけではない保育園の役割ということで、親をエンパワーし、仲間づくりを支えたり、地域の働く場となる様々な取り組みをされていて、保育サービスだけを提供するのではなく子育てをみんなで協力し合える地域づくりをめざす取り組みが、とても良いなと感じました。

Cさん
どの話をきいても思いますが、生活協同組合は地域の人や問題に直面している人々にとても親切であると思った。将来私も生活協同組合のみなさんに助けてもらうことがあると思うので、知識を増やしていきたい。

Q この講義のポイントは、どこにあったと思いますか?

Dさん
地域の人が助け合える環境をつくっている。一人でかかえこむのではなく、話しができる場所づくりをしている。親の仕事のために保育園に預けるのではなく、子どもは友達づくりや他人と関わる場であることを感じた。子育ては人とのかかわりが大切である。

Eさん
この講義のポイントは、みんなの生活を豊かにするために社会全体で協力して子育て支援を行うという点にあったと思った。独力で子育てを行うことはとても困難であるため、協力することでより良い生活を送ることができるようになると思った。

Fさん
子育てに対して不安がある社会の中で、どのような子育て支援が行われているか。保育園を運営したり、食育だったり、保育参加だったり、活動が多岐に渡っていてすばらしいと思いました。核家族化が進んだ現代社会だからこそ、地域とのつながりや同じ子育て世代のつながりを積極的に創出しているのが、親にとってもとても助かるだろうなと思いました。一家庭だけで実現するのは難しいことを、みんなで協力して子どもたちに体験させてあげるというのが、社会の形として理想的だなと思いました。保育園に行って、自分の子供だけでなく同じクラスの他の子も気にかけるようになったという話は、すごく印象的でした。

Q この講義や生活協同組合(団体)に対する意見・感想はありますか?

Gさん
少子高齢化がとても問題になっているが、少子高齢化の原因は結婚・出産の低下だけでなく、子育てをする環境が整っていないことも原因の1つだと思う。そこで今日学んだ生協の取り組みはとても良いものだと感じた。その中でも特に「子育て広場ぶらんこ」に興味をもった。出産・子育てが初めての人は、不安やわからないことばかりだと思う。そんな時に親子で参加できるこのような場があれば、同じ境遇の人とも会話でき、外に出ることで気分転換にもなり、また子ども同士の関わりも増えるので、親子両方にとても良い場だと思う。私も母と小さい頃に同じような場に通っていたことがあり、母がみんなと会えてリフレッシュできる良い場だったと言っていた。

Hさん
現在、待機児童や保育士の問題が多く、地域だけではなく国が動いていてもそれらの問題はなかなか解決されていないと思います。ただでさえ保育所の施設が足らず苦労している人たちがいるのにも関わらず、「声がうるさいから」というような理由で保育所を無くしてほしいと言っている人たちが少なからずいることが不思議でしょうがないです。また、0歳児の虐待による死者数が多いということを聞いて、苦しくなりました。どうやって育てたらいいか分からない人や不安な人が暴力によって何とかしようとすることがある事実は悲しいですが、そういった人たちのためにも、より国全体として支援していく必要があると思います。未来の子供たちのために、性別や年齢に関わらず、まずは個人1人1人が、子供たち、そして子供連れの人たちに寄り添うことが大切だと感じました。

Iさん
今日、少子高齢化が社会問題になっており、改善しようという国の制度的取り組みは未熟ではあるが、改善しようという姿勢は個人的に感じることができます。しかし、本当に改善するべきであるのは、制度を整えることよりも、子育てをしにくい現代日本の社会であると感じました。日本では「人に迷惑をかけるな」と言う教育をしていますが、これでは他人の迷惑を許すことができなくなるために、現代日本の子育てのしにくい社会が形成されてしまうのではないかと思いました。人間誰しも他人に迷惑をかけてしまうことはあるので、人に迷惑をかけない教育ではなく、他人の迷惑を許せる教育に転換するべきではないかと思いました。本日は貴重なお話、大変ありがとうございました。