知の市場

第5回講義概要「大介護時代に備える」

○ 開催日時
2019年5月15日(水)15:00~16:30
○ 開催会場
大東文化大学 板橋キャンパス(高島平)
講師とテーマ

江本 淳(日本医療福祉生活協同組合連合会 渉外・広報部 課長)
 「大介護時代に備える」

概要

 第5回講義の講師は、日本医療福祉生活協同組合連合会(医療福祉生協連)の江本さんです。
 介護現場の写真、動画を交えながら、介護を必要とする人が急増する時代における地域での介護のあり方について、平易な語り口で説明いただきました。

受講生の受けとめ

 学生たちが今回の講義後に提出したレポートの一部を、抜粋して紹介します。

Q 生活協同組合(団体)について興味や関心を持ちましたか?

Aさん
生活協同組合が大学や学食などの分野だけでなく、医療・福祉・介護の分野にもあることに驚きました。自分たちが暮らしている中で、様々な場面、また思わぬ場所で生協が関わっていると思い、とても興味を持ちました。

Bさん
単なる医療や介護だけでなく居場所作りに尽力することで、人と人同士のつながりに貢献しているところに関心を持った。

Cさん
生協が場所を提供して高齢者同士のコミュニティをつくることで、拠りどころができているというのは素晴らしいことだなと思いました。今の老人センターのような集住のその先を考えて、助け合いや居場所作りを進めているところに関心を持ちました。

Q この講義のポイントは、どこにあったと思いますか?

Dさん
大介護時代に備えることが重要だと思いました。高齢者を家族はもちろんですが地域全体で支え、つながりが重要であり、高齢者の参加出来る場所を1つでも多くつくっていくことが、この先の課題であると感じました。高齢者支援について興味があり、ボランティアなどにも行ったりして実際の現場などでも大変さや難しさを感じることができましたが、今日の認知症の方のお話は新しい知識になりました。

Eさん
少子高齢化の今、私達が高齢者になった時、介護や医療サービスはあるが、何かあったときに助け合えるように人と人とのつながりを今のうちから大切にし、家族以外のつながりをたくさんつくること。地域が一体となって介護について取り組む。認知症の人数が約15%から30%に増え、その分手間やお金がかかり、そのお金を出す人が減ることが分かった。

Fさん
これまでは認知症に対し医療の面がとても大きかったが、これからは医療・介護だけでなく、おたがいの助け合いや居場所づくりなどの地域という面が大切になっている。今までは若い人たちに助けられていた高齢者や認知症の人たちが、これからは地域住人などの高齢者同士での助け合いが行なわれているのは助ける側、助けられる側どちらにもメリットがあり、とても良い活動だと思った。1人ではなくみんなで解決していくことが大切なのだと思った。

Q この講義や生活協同組合(団体)に対する意見・感想はありますか?

Gさん
少子高齢化は私が小さい頃から常に問題視されている問題の1つである。医療が発達し、平均寿命がのびているのは素晴らしいことだが、平均寿命よりも健康寿命の方が短いのは非常に問題だと思う。高齢化が進むにあたり、医療、介護に加え、人とのコミュニケーションや助け合い、居場所づくりも大切だということをこの講義を通して学んだ。私も将来高齢になった時に、家族以外の人ともたくさんのつながりを持って、コミュニケーションを取ったり、様々な団体に所属して、孤独を感じず、生きていることが素晴らしいと思えるような生活を送りたい。長く生きられる時代になった分、健康に、たくさんの幸せを感じながら、最後まで生きていきたいと思う。

Hさん
この講義から、これからの時代に沢山の高齢者が増え、介護が今より大事になることが分かりました。その為に、人と人とのつながりを大事にしていくことや、所属する場所を一つでも多くつくること、地域を大切にしていかなければならないと思いました。認知症や高齢者の弱点を生かして強みに変えた「注文をまちがえる料理店」はとても良いアイデアだと思ったし、行く人もそれを理解しているからこそ全員が楽しく過ごせるのだと思いました。このような企業が増えて理解者も増えてくことが大切だと考えたので、私ももっと良き理解者になる努力をしようと思いました。

Iさん
収容、集住から地域で暮らすことへ転換している介護ですが、まだまだ全体で見れば地域密着の居場所は少ないということでしたが、今後高齢者の割合がさらに増える中で、収容や集住のための人員や場所も足りなくなると思うので、生協さんが取り組んでいるような地域に即した介護のカタチが浸透していけば良いと思いました。また、私たちはまだ若いけれど、いつかは必ず年を取って高齢者になるので、そんな何十年も先のことも考えて多くの居場所をつくったり、友人をつくるということも大切だと感じました。