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知の市場

第12回講義概要「平和を考える」

○ 開催日時
2018年6月27日(水)15:00~16:30
○ 開催会場
大東文化大学 板橋キャンパス(高島平)
講師とテーマ

小林 紀久子(日本生活協同組合連合会組織推進本部組合員活動部)
 「平和を考える」

概要

 第12回講義の講師は、日本生活協同組合連合会組織推進本部組合員活動部部長の小林さんです。生協は平和の問題にも取り組んでいます。それは私たちの生活をより良くしてゆく前提が平和だからです。学生たちに今回の講義についてききました。

受講生の声

Q生活協同組合(協同組合)のどのようなところに興味や関心をもちましたか?Aさん生協が「ヒバクシャ国際署名」に取り組んでいることに関心を持ちました。全国の生協が核兵器廃絶のために署名を呼びかけていることは知らなかった。世界の平和のための大きな一歩だと思います。Bさん生協が平和活動もやっているとは知りませんでした。1978年第1回国連軍縮特別総会には112万筆、1982年第2回には382筆、1988年第3回には237万筆の署名を集めて参加したということに驚きました。Cさん生協は食品のイメージが強かったのですが、平和活動を長く続けてきた歴史があることを知りました。Q今回の講義のポイントは、どこにあったと思いますか?Dさん原爆・核兵器、被爆者について、きちんとした知識を得て考えること。ヒロシマ・ナガサキの被爆の実相、被爆者のその後の生活、アメリカの水爆実験など、歴史の授業で学んだことはありましたが、深く学んだり考えることは少なく、あまり目を向けてこなかった問題でした。また、現在の平和への取り組みについても、ニュースで流れるわずかな情報で知ったような気持ちになっていましたが、私たちが見ていること、知っていることは、その中でごくわずかなものだと感じました。Eさん生活協同組合の活動が何のためにあるのかという根本的な問いかけがありました。ヒロシマ・ナガサキの被爆の実相を、今を生きる若者は、この忘れてはならない悲劇を正しく受け止めているでしょうか。私はあまりそう思いません。今回の講義は自国の歴史を振り返り学び直せ、とてもうれしく思います。Fさんヒロシマ・ナガサキの表記がカタカナなのは、被爆都市として世界に平和を訴える意味がある。生協は、1954年のICA大会に参加し「原水爆禁止のアピール文を提案」し、平和決議が採択されたり、1958年から広島から東京まで行進する「平和行進」を行っていたり、日本被団協の取り組みに呼応し、被爆者援護法制定の署名活動を呼びかけたり、全国の生協で開催された「戦争・原爆展」は1,500ヶ所を越え、150万人が参加したりと、様々なことに取り組んでいる。世界の核兵器の数は冷戦まで増え続け、そこから減少しているが、まだ約10,000発存在している。Q今回の講義や生活協同組合(協同組合)に対する意見・感想がありますか?Gさんテレビや新聞などで「北朝鮮の核兵器について」や「中東地域での紛争問題」などのニュースを目にすることがあります。兵器や戦争の写真・映像をみると怖く、悲しいという印象を受けますが、一方で何だかリアリティがなく、まるでゲームや映画の世界の一部のように感じてしまっている自分がいます。なぜなら、私がうまれた時代の日本には戦争がなく、平和な国であるからです。しかし、世界にはまだまだ現実に戦争、兵器というものが多くあります。私個人に戦争を止める力はありませんが、私たち一人一人が戦争について知り、関心を深めることで、少しずつ平和へと意識を変えていけたらと思いました。Hさん戦争は二度としてはいけないと思った。平和と感じるのは人それぞれ違うと思うが、少なくとも戦争は平和を奪うものだと思った。日本は世界で唯一の被爆国だからこそ、戦争の無意味さや悲惨さを率先して世界に発信していくことが大切である。世界の平和のためにこのような役目を日本は担っていると思った。また、戦争を経験した世代の高齢化が進むことで戦争について語ることができる人たちが減ってきているという現状がある。戦争を再び起こさないためにも、次の世代に戦争の悲惨さを伝えていくことが今後の課題だと思った。Iさん沖縄戦の話をきいて、高校生の時の修学旅行を思い出した。修学旅行では、沖縄平和祈念資料館へ行って、戦争の実情だったり逃げ場がなくなり身投げした場所について現地で話をきいた。またガマにも入ってとても暗かったことを覚えている。現地の沖縄戦を経験した人が話してくれ、戦争の残酷さや二度とこのようなことをしてほしくないし、私たちにも経験してほしくないという話をしてくれたことがとても印象的だったことを思い出した。私たちのように戦争を経験していない人たちは、経験をした人に比べて、知識も悲しみにも大きな差がある。しかし、次の世代へとその気持ちが薄れて行ってしまっては、戦争で犠牲になった人たちは報われない。私たちが次の世代へ語り継ぐことで、戦争を繰り返してはいけないと思った。