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知の市場

第9回講義概要「防災・減災」

○ 開催日時
2017年6月14日(水) 15:00~16:30
○ 開催会場
大東文化大学 板橋キャンパス(高島平)
講師とテーマ

 五十嵐 桂樹(みやぎ生活協同組合 理事長スタッフ)
 「防災・減災」

概要

 2011年3月11日14時46分。未曾有の被害をもたらした東日本大震災。学生たちは当時中学生でした。東京でも激しい揺れに襲われましたが、TVニュースで流された被災地の大地震とあの津波の光景は今もけっして忘れることがありません。多くの学生たちが「災害を忘れない」「人を助けたい」と講義レポートに記しました。

 今回の講義は、みやぎ生協の五十嵐さん。東日本大震災によって「ふだんの暮らし」がいとも簡単に崩れさった。それまで当たり前だと思っていたふだんの暮らしが、どれほど大事なものであったか。みやぎ生協では、可能な限り店舗は店頭での営業を継続、共同購入では「お見舞い=安否確認」活動を行い、行政からの要請に応じ発災直後から緊急物資の確保・提供を行いました。また共済の「異常災害見舞金」給付活動、灯油の配達、生協の施設に避難者を受入れ、食事や携帯電話の電源の提供、組合員による自主的支援活動など、地域のライフラインとして様々な役割を果たしました。さらに、全国の生協が被災地に集結し支援活動を展開しました。大規模自然災害が発生した場合、その地域の生協は、組合員の安否確認やお見舞い、避難所への食品・生活用品の提供、炊き出し、被災された方への個別支援、様々な情報提供等を行い、一つの生協で対応しきれないときは、近隣地域又は全国の生協が支援する体制ができている。

 みやぎ生協は現在も、被災者支援、被災した産業の復興支援、東日本大震災を「忘れない、風化させない、伝え続ける」取組みを継続している。生協は地域社会の中で生まれ、活動し、育てられた組織。だから、地域社会の中で自らの役割や責任を果たし期待に応えることができなければ存在意義がない。大規模災害時の様々な対応も役割・責任の一つだと考える。

 東日本大震災の復興に向けた生協の取り組みとそこから見えてくる課題、今後想定される大震災に備えた防災対策について理解し、防災や減災に向けて私たちができることを考えました。

受講生のレポートより

【Aさんの報告】
今回の講義で改めて東日本大震災や熊本地震の被害を見て、やはり被害者のかたがたは非常に大変な思いをしたのだなと強く感じた。しかし、そんな大変な中で地域のためにという思いから様々な支援を行っていて本当にすごいと尊敬した。東日本大震災の当時の映像もみたがやはり何度見てもつらい映像だった。流れてくる津波の中にいくつもの命があったのだろうと考えたらやるせない気持ちになった。震災から6年経ったが、現地での生協の方が努力や苦労、教訓として学んだことを決して忘れてはいけないものだとすごく感じたし、これからの震災を知らない世代へしっかりと伝えていかなければならない、風化させてはいけないと強く感じた【Bさんの報告】私は東日本大震災発生時には東北地方にいました。実際に被災してみて2日間食事をとることができませんでした。2日後に食事を届けてもらったときは涙が出るほどうれしかったのを今でも覚えています。みやぎ生協の活動によって助けられたのかもしれないと思いました。実際、被災地まで行き命をかけながら人を助けることは現場にいて見ていたため本当にすごいことだと強く思いました。【Cさんの報告】 東日本大震災が起き大きな被害が出て、その当時毎日のようにニュースになっていて、支援物資の調達や行方不明者の捜索など、テレビでは自衛隊の方々の活動をよく見ていました。安否確認活動、緊急物資の確保や提供、灯油の配達、生協施設に避難者の受け入れ、食事や携帯電話の電源提供など、人々に一刻も早く日常生活を取り戻してもらおうと裏で生協役職員のかたがこんなにも動いていたのかと思い、とても感心しました。この講座で生協について興味を持ったのですが、今回の授業を聴いてさらに生協で働いてみたいという思いが強くなりました。