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知の市場

第1回講義概要「現代社会と協同」

○ 開催日時
2016年4月13日(水)15:00~16:30
○ 開催会場
大東文化大学 板橋キャンパス(高島平)
講師とテーマ

 小熊 竹彦(日本生活協同組合連合会 政策企画部長)
 「現代社会と協同」

概要

 生協総研が大東文化大学で開講している「生協社会論」が13日にスタートしました。この講座は、昨年度に続き2回目で、大学の正式なカリキュラム「現代社会の諸問題A」として、前期14回の講座が開催されます。

 第1回の講師は、日本生活協同組合連合会の小熊竹彦さん(政策企画部長)。自分の家の家系図を基に、少子高齢化をはじめ、今の日本が抱えている問題を示しながら、これから14回の講義で生協が行っている様々な事業や活動が、これら現代社会の諸問題とどうかかわっているのかを解説していくことなどを説明しました。

 今年度も、講義の概要・その感想などを受講した大東文化大学の受講生に報告してもらいます。初回は2人の受講生に報告してもらいました。

 まず1人目は、外国語学部3年生のMKさんの報告です。

 第1回目の講座は、今日の日本の社会や暮らしが抱えている問題に、生協の事業・社会活動の具体的事例を通して、生協がどういう取り組みをしているのかについて学んだ。生協(コープ)というのは、co-operativeという英語を略しており、利用者である組合員が出資し、意思決定や運営に参加しているそうだ。

 私たちの暮らしを取り巻く問題とは、少子高齢化社会や子育て・保育問題、男女差別、地震・自然災害、原発・エネルギー問題など、私たちも普段から気にかけている問題ではないだろうか。特に原発問題に敏感な方も少なくはないだろう。生協は東日本大震災の後、この問題を検討した。原子力に依存していていいのか?話し合いの結果、電力システムの改革について消費者の立場から提言をしたり、太陽光発電などの再生可能エネルギーによる電力事業に乗り出した。電力自由化により、消費者が使う電気を選べるようになった。

 生協といえば、大学にある学生生協や食品の宅配サービスの印象が強かった。しかし電力事業や高齢者のケアのほか、生活困窮者への貸付事業を行ったり、奨学金の制度の見直しに意見を言うなど、私たちの生活を様々な側面から支えているということが新しく分かった。

 もう一人は、法学部4年、YSさんのレポートは以下の通りです。

 第1回は、「生協社会論」のイントロダクションとして、この講座の目的や概要についての説明と、生協(コープ)や協同組合とは何かについての話があった。

 この講座では、現代社会の諸問題=高齢化社会、貧困等について、生協が事業や活動の事例を通じてどのような取り組みをしていくのかを解説していく。また、生協は何が出来るのかを講義していく。

 講義では、講師の家系図を見みなが、高齢化に伴う高齢者の孤独化、少子化などが挙げられた。ここで指摘された、日本社会とくらしを取り巻く諸問題(超高齢化、子育て・保育、男女差別など)は現在ニュースなどで取り上げられた。

 この中で、特に以下の3点についてコメントがあった。

  • (1)超高齢社会にどう対応していくのか。
  • (2)環境エネルギー問題にどう対応していくのか。→福島原発事故による電力問題。
  • (3)格差・貧困の問題に対してどう取り組むのか。→日本の奨学金制度について。

 次に、こうした問題に取り組んでいる生協、協同組合とは何かについて解説があった。

 生協(コープ)とは消費生活協同組合法に基づいて設立される協同組合であり、みんなが知っている協同組合には、農協や漁協などがある。

 協同組合とは共同で所有し民主的に管理する事業体を通じ、共通の経済的・社会的・文化的ニーズと願いを満たすために自発的に手を組んだ人々の自治的な組合であること、そして、営利目的ではなく非営利で、宅配事業、店舗事業、商品開発、福祉事業、共済事業、電気事業などの事業を通じて、組合員の暮らしを向上することを目指している。

 これらの事業のほか、生協は組合活動や社会的主張と通しして、社会的問題に取り組んでいる。

 本日は初回の授業ということで今後講義を通じて見ていく「生協」というものの紹介であった。私は生協について大学生協しか聞いたことがなかったが、コープ共済等の具体的な事業内容を聞き、私たちの生活の身の周りに存在していることを知った。実際に身近な存在であり、私たちの生活の助けになっている。今後の授業でさらに具体的な活動内容や事業を通じてどのような成果があったのかを知りたいと感じた。