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刊行物情報

生活協同組合研究 2017年8月号 Vol.499

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食肉と消費をめぐる動き

 肉が嫌いな方や菜食主義の方もおられるにせよ,今の日本で牛豚鶏を中心とする肉類が一般に日常的な食材ということ,このことに異論はなかろう。だが極めて身近な一方で,業界専門誌以外では青果物や魚類に比して難しいテーマ,これが食肉のようである。実際,次号で通巻500号を数える本誌でも,安全性を切り口にした畜産の特集以外,食肉はこれまで扱ってこなかったようであるが,今回企画してその理由が少しだけ理解できたように思う。但し結果として,秀でた専門家の方々に懇切な原稿をお記しいただけたのは,喜ばしいことであった。

 河原聡氏には,肉を食す歴史から消費状況,さらに肉を摂取することによる健康への効能について,包括的な論及をいただいている。

 甲斐諭氏からは,牛肉と豚肉の格付けの仕組みとその結果,さらに繁殖雌牛の必要性などの今後の課題を俯瞰していただいた。

 佐々木悟氏には,日本の牛肉生産と品種別の動向について,乳牛去勢生産の減退と国産牛価格の高騰などを解説していただいた。

 鈴木穂高氏からは,特に生食・加熱不足による肉類の危険性を牛,豚,鶏,馬,ジビエの種別ごとにその汚染の状況を整理していただいている。

 当所研究員の宮﨑達郎は,総務省統計局の家計調査のデータから,生鮮肉消費の動向を消費・数量・支出額に地域性を加味しつつ整理している。

 コラムでは「株式会社パル・ミート」の見学とインタビューの記事,当所編集補佐の山梨杏菜の「ハラル・ミート」,愚生の「地鶏・銘柄鶏とはなにか」,「肉料理とブドウ酒,日本酒との相性少考」を掲載している。

本特集は,「水産物の消費をめぐる動き」(2015年7月号),「青果物の消費をめぐる動き」(2016年7月号)に続く生鮮3品を扱ったものであり,とりあえず今回で一回りした。とはいえ,生協の事業と直接結びつくテーマである。切り口を変えつつ,今後ともこれらを扱おうと考えている。

(鈴木 岳)

主な執筆者:河原 聡,甲斐 諭,佐々木悟,鈴木穂高,宮﨑達郎,鈴木 岳,山梨杏菜

目次

巻頭言
「賢い消費者」の限界(天野晴子)
特集 食肉と消費をめぐる動き
食肉と健康に関する事情(河原 聡)
食肉の格付けとブランド化の課題(甲斐 諭)
国産大衆牛肉生産の課題と展望──TPP11推進,米国の2国間交渉要求危惧のなかで──(佐々木悟)
我が国の食肉の安全性,特に生食,加熱不足の危険性について(鈴木穂高)
家庭における生鮮肉消費の動向(宮﨑達郎)
コラム1 パル・ミートの概要と食肉供給について(鈴木 岳)
コラム2 「地鶏」・「銘柄鶏」とはなにか(鈴木 岳)
コラム3 日本におけるハラル認証と食肉(山梨杏菜)
コラム4 肉料理とブドウ酒,日本酒との相性少考(鈴木 岳)
研究と調査
コープみらい「くらしのプラットフォーム」の取り組み(中村由香)
時々再録
想定内を想定外にしないために(白水忠隆)
本誌特集を読んで(2017・6)
(岡田広行・加藤好一)
私の愛蔵書
野口嘉則著『鏡の法則』 ジェームズ・アレン著 坂本貢一訳『「原因」と「結果」の法則』(遠藤陽子)
研究所日誌
2017年度公開研究会(8/31)
国際協同組合研究の最新動向
2017年度公開研究会(東京9/12,京都10/18)
スイスの二大生協の歴史と現況
第27回全国研究集会のご案内(9/30)