研究活動

常設研究会 ― 生協共済研究会(第11期) 第1回報告 ―

○ 開催日時
2016年4月18日(月)15:00~17:30
○ 開催会場
プラザエフ5階 会議室
○ 参加者
30名(委員8名、オブザーバー17名、事務局5名)
テーマ
報告者:
今尾 和實(元全共連理事長)
テーマ:
「保険・共済の歴史展開と共済制度の今日的意義(JA共済を中心に)」
事務局報告
「2016年~2017年の研究テーマについて」
「生協総研レポート発行計画について」
概要

1.報告 「保険・共済の歴史展開と共済制度の今日的意義(JA共済を中心に)」

 元全共連理事長の今尾和實氏より、表題についての報告をいただいた。

 問題意識の背景として、以前よりACCJ(在日米国商工会議所)が日本政府に提出してきた意見書では、共済団体は保険会社と同様の規制対象となるべきであるとの主張が為されている件がある。

 そういった意見に対し、今尾氏からは近代的保険が生成されてきた経緯とともに、保障の担い手としての株式会社、相互組織、協同組合の異同を説明いただくとともに、共済制度の今日的意義および保険との相違点についての見解を伺った。

 共済の成立経緯を確認することで、共済の果たしてきた或いは今後果たすべき社会的役割について示唆をいただける貴重な機会であった。

 また、今後も引き続き保険との理論的比較や共済のあり方について研究していくことで共済らしさを社会に発信し、自らのポジションを確立していくために必要であることを考えさせられる内容であった。

2.事務局報告「2016年~2017年の研究テーマについて」

 生協共済研究会2016年度活動計画で確認された「各委員が今後深めていきたい研究テーマ」を設定する件について、事務局から集約内容を提示し、共有化を行った。

3.事務局報告「生協総研レポート発行計画について」

 生協共済研究会の2012年から2015年の活動を基に発行予定である総研レポートの執筆者と執筆内容等構成案の提示と確認を事務局より行った。