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研究活動

常設研究会 ― 組合員の参加と購買行動研究会 第9回報告 ―

○ 開催日時
2016年9月6日(火) 13:00~17:00
○ 開催会場
学習院大学 会議室
○ 参加者
14名(委員5名、招聘4名、事務局5名)
テーマ
報 告:
上田隆穂 座長
テーマ:
「研究集会の報告内容について」
報 告:
宮﨑達郎
テーマ:
「生協活動と組合員参加分析 ~全国研究集会に向け~」
報 告:
中村由香
テーマ:
「組合員のロイヤリティについての分析 ~全国研究集会に向け~」
概要

 上田座長のスライドが完成して、概略を説明いただいた。ただし、分析がまだまだで、希望ジェネレータを探索したり、疑似家族を検出したりすることは全くできていない。

 これからの生協活動は、セグメントされた組合員ごとの「活動ミックス」を考える必要があるということを提起すると報告された。

 研究的な立場からも、購買履歴だけではなく、活動概念については、大変部分的な調査にならざるを得ないので、各生協では福井県民生協のように活動履歴も全部採取できるようにして欲しいとメンバーは考える。職員のカンだけで事業が成立する時代は過ぎたと思われるからである。

 IDPOS利用データから検証する「利用」と「参加」の実証分析について、研究員の2人から全国研究集会に報告するものに近いものを出し、検討。パネルディスカッションでは、貧困化と若年層へのアプローチが重要という方向に定まってきた。

 二村さんから、参加の概念が狭いのではないかという提起があり、今回は垂直的参加のなかでも代表的な商品参加や商品評価などは調査できていないことを説明した。また、調査概要については当日近本から設計をご説明することがリスト化された。

 当日参加のみとなった中島先生には近本から、研究誌に掲載した論考から「垂直的」「水平的」参加についての説明をリクエストすることになった。