研究活動

常設研究会 ― 非営利法制度研究会 第10回報告 ―

○ 開催日時
2013年4月8日(月) 18:00~20:00
○ 開催会場
プラザエフ5階 会議室
○ 参 加 者
13名 (委員7名、オブザーバー5名、事務局1名)
テーマ

 竹内誠氏(東京都生協連専務理事)
 「生協法見直し検討委員会報告について」

概要

 竹内誠氏(東京都生協連専務理事)より、2012年1月に東京都生協連のまとめた生協法改正に関する提案について、報告を頂いた。要旨は以下の通り:2008年に施行以来初めて生協法が改正されたが、ここに到るまでに大店法の生協店舗への適用や員外利用規制が主な検討課題となった1986年の厚生省「生協のあり方に関する懇談会」や、社会と生協の変化に対応しようとした1999年「生協のあり方検討会」などにおける応酬があった。2008年の改正にあたっては東京都生協連も2003年に生協法等検討小委員会を設け、2005年に生協法改正に関する提案を行っている。同法の再改正に向けて2012年に都連の提出した基本的考え方のポイントとしては、組合設立方式の簡素化、残余財産分配に制限を設けること、組合基準の現代化などがある。2013年4月より省令改正があり、災害時(ならびに避難被災者)の対応、生協加入を検討している人へのサービスなどについて一部緩和された。