• ホーム
  • 研究活動
  • 2018年度第8回公開研究会 社会的連帯経済の最新事情 ~GSEFビルバオ大会をめぐって~

研究活動

公益財団法人生協総合研究所 2018年度第8回公開研究会
社会的連帯経済の最新事情 ~GSEFビルバオ大会をめぐって~

○ 開催日時
2019年2月25日(月)14:00~17:20
○ 開催会場
四ツ谷プラザエフ 5階会議室
○ 参加者
37名
プログラムと報告者

報告①
「GSEFビルバオでの社会的連帯経済とSDGs」
栁澤敏勝(明治大学 教授)
報告②
「グローバル資本主義と社会的(連帯)経済の動向」
古沢広祐(國學院大学 教授)

大会参加者からのコメント

青竹豊(JCA常務理事)
若森資朗(ソウル宣言の会代表)
概要

 本企画は、今年10月1~3日にスペイン・ビルバオで開催され、84ヵ国1700人の参加者のあった「GSEFビルバオ大会」に参加された各氏から、報告ないしコメントをいただいたものである。

 初めに、鈴木岳(生協総研)が現在に至るまでの「社会的経済」の表現の登場と盛衰に関して導入として紹介したのち、ソウル宣言の会団長でもある栁澤氏から、本大会の特徴が国際機関や国際NGOとの連携、さらにはSDGsと連動していることを国連社会的連帯経済タスクフォースの認識から明言した。古沢氏からは、社会的公正・格差の矛盾の拡大のなか、カール・ポラニーの思想に学びつつ、社会的経済組織や社会的企業に注目すべき取り組みが勃興していることを示した。

 青竹氏からはSDGs、ワーカーズコープと既存協同組合の連携による地域貢献を広げること、若森氏からは日本の協同組合や労働組合が自らの存在が危うくなる流れのなか、ネットワークを創る時期に来ていることに論及した。

 質疑では6氏からの質問と回答がなされ、小熊竹彦(生協総研)の挨拶で終了した。