• ホーム
  • 研究活動
  • 英国の生協の過去、現在、そして教訓 ~コーペラティブ・グループの経営危機を考える~

研究活動

公益財団法人生協総合研究所 2016年度第6回公開研究会
英国の生協の過去、現在、そして教訓 ~コーペラティブ・グループの経営危機を考える~

○ 開催日時
2017年2月15日(水) 13:00~15:30
○ 開催会場
みやぎ生協文化会館ウィズ会議室
○ 参加者
44名
プログラムと報告者
報告①
「イギリス・コープ・グループの経営危機について」
 佐藤 孝一(生協総合研究所)
報告②
「ロッチデール公正先駆者組合と協同組合運動の変遷」
 鈴木 岳(生協総合研究所)

概要

 みやぎ生協の大越健治専務理事より開会の挨拶を頂いた後、佐藤研究員より英国コーペラティブ・グループ(CG)の経営危機に至る経緯と、危機への対応、その後の同グループの経営の状況について報告があった。佐藤氏への質問としては好調と言われるコンビニ店舗の実態や、新旧のガバナンス制度の違いなどが挙がっていた。続いて鈴木研究員が英国の協同組合発展の歴史と、折々に行われた分配をめぐる議論の流れをフランスの事例も交えながら報告、現在活動するCGが多くの合併を経て今日にいたっていることや、英国には小規模な生協も少数ながら存在し、今なおデパートを持っているところもあることなどが紹介された。鈴木氏への質問としては、高齢化への対処としての海外事例などがあった。最後に宮城県生協連の野崎和夫専務理事に閉会の挨拶を頂き、終了した。