研究活動

生協総合研究所 「研究員講座」第4回を開催しました。

○ 開催日時:
2016年2月22日(月)
○ 開催会場:
プラザエフ5階会議室
○ 参加人数:
29人
講師とテーマ

 「社会統計論 I 」近本 聡子 宮﨑 達郎(生協総合研究所)

概要

 第4回「社会統計論 I 」では、「基本統計と統計量の予備知識」「クロス集計と回帰分析」の2つのテーマから社会統計論について解説された。

 まず「基本統計と統計量の予備知識」では、近本研究員が、社会統計は数字を扱うため、とかく敬遠されがちであるが、複雑で多様な現代社会の状況をつかむためには必須であることを説いた。そして一定の情報から特徴をつかむための、基本統計と統計量について解説された。

 そして宮﨑研究員は、クロス集計や回帰分析によって、膨大なデータの見える化を図ることの重要性を解説した。また架空のデータを使いながら、データ分析の際に陥りやすい「見せかけの相関」について触れ、調査をする上で分析者がしっかりとした仮説を立て調査票を設計することがいかに重要であるかを説いた。

 講義後、参加者からは「偏差値と標準偏差」についての質問等が出され、またアンケートでも「見せかけの相関」についての説明に関心が寄せられていた。(生協総研 石川弥生)